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授業ルポ

講義

計量分析実習

担当教員
新関 三希代 教授

データを客観的に分析すると、通説とは違った事実が見えてくる場合があります。だからこそ既成概念を疑い、実証的に検証することが大切です。そのためのスキルを学ぶことは経済だけでなく、多様な分野の研究にも役立ちます。
新関 三希代 教授

データの使い方と分析方法を学び
実証的に検証する力を身につける

学者やテレビのコメンテーターが「消費税が上がると消費が減り、経済が停滞する」「女性の就職率が高くなると出生率が下がる」というようなことを言いますが、本当でしょうか。それを判断するには過去のデータを検証する必要がありますが、データを恣意的に見ると正しい答えは得られません。そこで、さまざまなデータを客観的に分析する方法を学び実証研究する、つまり報道で言われていることは確かなのか自分で判断する力を養うのがこの授業の目的です。

授業ではまず、経済指数のモデル理論を学びます。「変動するグラフの理論的背景を理解した上でデータを見ることが大切です。たとえば、株。なぜその時期に急に株価が下がったのか上がったのか。その背景を知るとグラフが単なる数字の羅列ではなく、理論に基づいて動く生きたデータとして立ち現れてきます」と新関先生。

実習では1人1台ずつパソコンを使い、モニタで先生の操作画面を見ながらプログラムやグラフを作成します。ソースとして用いるのは経済白書や労働白書など、さまざまな分野の実際のデータ。現実とリンクしたものを素材にすると、より興味が湧きます。授業では前回の実習の復習はもちろん、授業を補佐するスチューデントアシスタントが一人ひとりに適切なアドバイスを行います。さらに、区切りごとにレポートを提出させ、授業内容や分析方法の理解度をチェック。コメントが十分でない学生には個別指導を行うなど、ゼミ感覚で学生をサポートしています。
計量分析実習
「学生には、自分が白書の制作者になったつもりでレポートを書くよう指導しています。計量分析はあくまでデータを使うためのスキルにすぎません。問題意識をもって問題点を見いだし、自分の言葉で分析結果をまとめられるようになることが大切です」

まず確かな技術を身につけ、それを自分のめざす分野の研究に生かせるようになることが、新関先生の願いです。
計量分析実習

学生体験談

経済学科
2010年3月卒業
岡田 彩子
岡田 彩子

データ分析を通して、社会経済を幅広く学ぶ

100パーセント正しいという答えのない経済学の世界で、答えにより近いものは何かを探る計量経済学に惹かれました。自分なりの分析を行い、理論を裏づけるには、データの背景にある社会についての多様な知識が必要となります。データから社会の動きが見えてくることがわかり、分析することの楽しさも発見しました。将来はマーケットリサーチの仕事ができればと思っています。
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