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学生ケーザイレポート(2015年度)

16/03/31

グローバルICTのローカル適合に関する調査研究

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私たち宮崎ゼミ4回生は、学生プロジェクトでドイツ・ベルリンに行きました。プロジェクトの目的はヨーロッパ地域における情報通信技術(ICT)活用の実態を調査することです。
主な調査内容は世界最大のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA」の視察でした。IFAでは世界中のメーカーが出展した最新の家電やデジタル製品を見たり触れたりすることができました。会場にはインテルやサムスン、パナソニックなどトップメーカーから、独創的な技術やアイデアを持ったスタートアップ企業まで、さまざまな出展者がブースを構え、世界最先端の新製品モデルや技術的構想のコンセプトモデルといったありとあらゆるコンテンツが所狭しと並べて、非常に活気にあふれていました。
その中で特に印象に残ったものは製品の技術とデザインの高度な融合です。最新の技術を使いつつも、それを流麗なデザインの中に隠し、人間の生活に溶け込める製品が多く見受けられました。単に技術を誇示する時代は終わり、どれだけユーザーインターフェースやデザインを追求できるかという流れが今後の世界標準であると感じました。
同様の印象はドイツ市街でも強く感じられました。ドイツの町並みは日本に比べ、一見殺風景に見えます。情報が溢れ、便利さを追究したような日本の町並みとは異なり、ドイツには電子広告のような景観を邪魔するものがなく、非常に落ち着いた居心地の良さを感じました。技術を必要最低限しか露出させないことで、ICTを活用した快適な暮らしを無意識のうちに享受することができ、IFAで感じた成熟度の高いICT活用法の考え方がドイツには根付いていると感じました。
IFAやドイツ市街での現地調査を通じて、ヨーロッパの先進地域におけるICT活用スタイルの特徴を知ることができました。日本やアジア地域、北米地域の状況と比較することで、数多くの考察につながる非常に有意義なフィールドワークとなりました。
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