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学生ケーザイレポート(2017年度)

18/03/31

文化戦略を加味した沿線開発と地域経済の潜在性

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 本プロジェクトは「文化戦略を加味した沿線開発~潜在的沿線の発掘:京福電鉄~」というテーマで4月から12月の三大学合同の交流フォーラムに向けて活動しました。
 私たちは昨年度の学生プロジェクトで私鉄経営モデルの祖とされる小林一三氏の企業家精神、地域発展モデルについて研究しました。彼は阪急電車の創始者であり、沿線地域で住宅地開発、娯楽事業(宝塚歌劇団、東宝映画など)を行うことにより、域内で雇用・所得・消費を循環させるいわゆる内発的な消費循環モデルを達成しました。
 今年度のプロジェクトでは現代の沿線開発に焦点を当て、人口減少や少子高齢化、モータリゼーション、趣味の多様化といった社会背景の中で消費循環モデルが決して有効な手段とは言えないことを述べ、可能性のある沿線を文化的な側面から検証しました。人口減少に伴い沿線人口も減少しており、内的な発展モデルは沿線に大都市をもち、大規模な消費活動を促せるような大手鉄道以外においては厳しいと言えます。そこで私たちはインバウンドに着目し、その需要のある沿線として京福電鉄を取り上げました。その理由として京福電鉄の文化的強みを示したのですが、この「文化」という比較的曖昧な概念を可視化し他の沿線と比較する方法に私たちは苦労しました。その方法として関西鉄道協会が発行した刊行物内の論文にある「得点分析」という手法を参考にし、文化を数値化することにより他沿線との比較に成功しました。
 日々の活動においては週2.3回のグループワークと10月からは毎週の中間報告をゼミ内で行い教授や他のゼミ生からフォードバックをもらうことにより、発表内容の精度とプレゼン力を上げることができたと思います。プロジェクトの集大成として行った三大学合同の交流フォーラムにおける報告も成功したと感じているので、今後の学習の励みにしたいと考えております。

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