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学生ケーザイレポート(2016年度)

17/03/31

地域価値のための学生対話

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「京都における潜在的付加価値の発見と分析から経済全体の包括的な発展に還元させる構図の研究」

 2016年度西岡ゼミ3回生1チームは「京都における潜在的付加価値の発見と分析から経済全体の包括的な発展に還元させる構図の研究」というテーマのもとで研究を行った。これまでの 2年次演習では、関西経済の歴史や特徴を調査し企業家群像と新産業構築の可能性を探求した。その結果、関西経済の成長には潜在的付加価値の発見と、それを育み成長へと繋げる産業及び社会構造の構築が必要であると考えた。そこで、産業付加価値が高いとされる京都において潜在的付加価値を発見し、それに関連する産業を分析し成長戦略を経済学的観点から提案するプロジェクトに取り組んだ。

 私達は潜在的付加価値を他地域では代替されない独自性を持ち、地域内の高い需要水準を満たすもの、と定義した。そして地域経済分析システムRESASや経済産業省作成地域経済分析を用い、京都の経済状況を特化係数や付加価値構成比などの経済指数を基に分析し、潜在的付加価値を持つ産業を3つ抽出した。それは電子部品産業、繊維産業及び飲料産業である。電子部品産業は高収益力と高技術力という強みが、IoT市場などの新市場で発揮できると考えた。繊維産業は伝統文化や技術に加え、織技術を応用した炭素繊維を利用することで新市場を開拓できると考えた。飲料産業は伝統技術と豊かな自然を強みとし、海外に市場を拡大できると考えた。いずれにおいても、今ある強みを活かし新市場に目を向けることが必要であると言える。

 そして毎年行っている他大学とのプロジェクト発表会に向け、討論を繰り返し行い、英文プレゼンテーションを含めた伝え方や資料の見易さなどの改善を重ねた。この発表会では国際交流基金を活用したブカレスト大学との学生学術交流が初めて実現した。

 本プロジェクトを通じ、京都の経済成長の可能性を見出すと共に、プレゼンテーション力や説得力ある分析を行う力を養うことができた。次年度も今回得たことを各個人の研究に活かしていきたい。

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