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学生ケーザイレポート(2016年度)

17/03/31

大学生の旅意識調査を通じたアピール力の獲得

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 学生プロジェクトをするにあたり、「社会人から見た学びの重要さを知り、アンケートを通じて実践する」という目的のもと論文作成を実施した。そこで、「行動経済学に対する批判~旅意識調査を用いて~」という論題を立てた。本稿の目的は、行動経済学における人間は不合理な行動をとるという前提は常に成立せず、人間は合理的な行動をとるということを証明することである。
 従来の経済学では、人間は合理的な行動をとるという前提のもと、消費者理論に基づいた選択をする。一方、行動経済学では、人間は不合理な行動をとり、周囲の環境や経験の有無で人間の行動は大きく変化する。柳瀬昇氏の論文より、従来の経済学が完全に間違っているという考え方に対して疑問を抱いた。
 本稿では、価格や付加価値の選択行動が環境や経験によって変化しない事例を取り上げ明らかにする。方法としてアンケート調査を行い、限られた予算制約の中で行動をとる大学生を対象とする。大学生はどのような環境・経験で付加価値を利用するのか調査し、合理的な行動をとるのか否か実証する。以上から、「大学生は旅の交通手段として飛行機を選択するとき、合理的な行動をとる。」という仮説を立て。サービス・効用・支払い意思額の観点から立証することで目的を証明する。
 2017年1月22日に他大学と合同発表を行った。他大学の教授の前で本論文のプレゼンテーションをし、コメントを頂いた。膨大なデータを集めて分析したことや、行動経済学は従来の経済学を批判したものであるが、本論文ではその行動経済学を従来の経済学で再批判できていることなどが評価された。一方、私たちはサンプル数が少ないため、信憑性がないとしていた結果も、ほかに理由があるという新しい見方もあることを指摘していただいた。
 本論文を通して、仮説を実証することができ、その結果には様々な見方があるということ学んだ。

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