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学生ケーザイレポート(2016年度)

17/03/31

観光と自然の共存

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開発と環境問題を考える~廃ゴルフ場を森に戻す活動を通して~

 突然ですが、廃ゴルフ場は環境に悪いでしょうか。答えはYESです。廃ゴルフ場は緑が多く、放っておいても、環境に悪いと思われにくいです。しかし、実際は違います。
 日本ではバブル期に、急速にゴルフ場開発が進みました。しかし近年、ゴルフ人口は減り、廃業するゴルフ場が増えています。では、廃ゴルフ場は具体的にどのような環境問題を引き起こすかというと、水質汚染、土壌汚染等です。これは、ゴルフ場整備の際、大量の農薬が巻かれる為です。つまり、廃ゴルフ場となって、放っておいても元の森は帰って来ないということです。そんな廃ゴルフ場を、植林により、森に戻す活動を行っている、富良野自然塾というNPO法人を、私たちは取材しました。
 富良野自然塾では、芝を掘り返し、土壌を除染して、元の森と同じ植物を植え、森に戻そうとしています。「2005年から活動を始め、2015年までに6万5千本植えました。森に戻すには、15万本植えなければならず、2055年には終わる。そこから森に戻るのに100年くらいかかる。」と、取材させていただいた、中島吾郎さんは話していました。廃ゴルフ場を森に戻すのは、私たちの想像より、遥かに時間のかかるものでした。また、再森林化にはコストもかかります。年間約6000万円かかるそうです。そこで、富良野自然塾では植林を通し、環境教育も行っています。学校や企業といった、団体中心に行っており、その収益を再森林化活動に充ててるそうです。
 このように、廃ゴルフ場は中々、元の森には戻りません。この廃ゴルフ場のように、私たち人間が開発してきたものには、戻すことが困難なものがたくさんあります。今回学んだことは、開発を行う前に先を見つめ、本当にその開発を行うべきか、しっかりと議論することが重要だということです。未来に森といった、地球からの惠みを残していくために、一人一人が考えて行動することが、大切だと思いました。

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