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学生ケーザイレポート(2017年度)

18/03/31

学問を通じた社会へのアピール力の獲得

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 本ゼミでは、論理的な思考を育むことを目的とし論文を執筆する。並行して学生プロジェクトで行う就職活動企画では、論文執筆で得られる能力が就活や社会人にも求められるものであるということを体感する。

 論文のテーマは「労働市場の二極化」と改善策である。近年の非正規労働者の増加に伴う賃金や待遇の格差などの諸問題の改善にむけて「より良い雇用政策」を検討するというのが課題である。執筆の中ではwhyやwhatを突き詰めるという点に一番の難しさと論文を書くということの意義を感じた。なぜ現行の制度ではダメなのか?どうして福祉国家のフレキシブルな制度を理想とするのか?こうした問いが学びを深めることは論文を書くということを通してのみ得られる力だと考える。なぜなら、このような問いは自分の中でしっかりと考えが整理されていない段階では曖昧な答えに陥りやすい。そしてここがクリアになっていない限り論理的に考えを伝えることはできない。当初の私の論文はこの部分の思考が欠けていたため、単なる調べ学習であった。なんとなく非正規労働者の増加は良くないと思う。だから欧州のような柔軟な制度を取り入れてみたら良くなりそう…これでは当然相手には論理的に伝わらない。そもそも良い制度とは何なのか?何をもって良いというか?私自身はどういう社会を望ましいと考えるのか?という問いを立てていくことで最終的には主張を伝えることのできる論文を書くことができた。

 また、インカレやゼミでの報告会でいただくコメントや、他の学生の発表を聞く中で新しい視点や気付きがあり物事の多様な見方も養われた。こうした論文作成で得てきた論理的思考力が社会に出ても必要とされる能力であるということが学生プロジェクトとして行った就職活動企画で繋がった。論文を書いたからこそ社会人にとって必要な能力を正しく理解しゼミでの学びと結びつけることができた。

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