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専任教員紹介

笠井 高人 Takato Kasai

研究テーマカール・ポランニーの社会経済思想
研究室良心館576号室
演習(ゼミ)紹介
詳細自身のHP
笠井 高人
私の研究分野は経済学説史および経済思想史です。これは経済学と云う学問がその黎明から今日に至るまで、どのように変化・発展してきたのかを明らかにするものです。経済学を鳥瞰するものであると云っても良いでしょう。なかでも私が研究対象とする人物は20世紀の思想家であるカール・ポランニーです。

20世紀は、みなさんがおそらく学ぶであろう(オーソドックスな)主流派経済学が大きく発展した時代でした。マーシャルやピグー、ケインズといったケンブリッジの理論や、戦後のアメリカでの数理モデルがこれに当たります。その一方で、現在では必ずしも省みられることのない、いわば忘れ去られた経済学も多数あります。

その一つに私が研究対象とするポランニーが位置しています。彼は価格と数量による調整のみで均衡が実現される市場経済という概念に疑問を抱き、価格の存在しない市場や物財の移動が非対称な経済のあり方を歴史的(人類学的)に発見しました。たとえば、お盆や歳末に贈り物をする習慣が日本にはありますが、これは品物の価格や数量が重要でないことに特徴があるため、価格と数量による調整という枠組みでは説明がつきません。また現今の租税制度を見ても、法的に義務付けられていなければ、納税はけっして「自由な」経済主体が行う合理的な行動ではありません。

彼はそのような当時の経済学の限界を認識し、なんとかそれを乗り越えるべく新しい理論を打ち立てようとします。しかしながら時代の制約も影響し、いわゆる「社会主義」にその活路を見出したため、後世からの評価はイマイチです。

けれども彼が見た新しい社会像は、集産主義的であるものの、人々の自由を否定することなく、産業を発展させつつ福祉を充実させるものでした。この福祉というテーマに着目して彼の社会経済理論を解釈することで、福祉の経済学の流れの中で彼を位置付けることが私の研究課題です。

学生へのメッセージ

学生時代は自由になる時間が多いことでしょう。様々な人と会い、色々な経験をしてください。どんなことでも良いので三度の飯より好きな事を見つけ、真剣に(時には狂うように)打ち込められれば、これ以上幸せなことはないでしょう。

演習(ゼミ)

演習テーマ:

 
2年次演習(プレ演習)
[履修条件]
3年次演習(サブジェクト演習)
[履修条件]
卒業研究
[履修条件]

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
 
 
既修・併修が望ましい科目
 
 

関連する演習

 

学生による「私のゼミ紹介」

 
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