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専任教員紹介

清川 義友 Yoshitomo Kiyokawa

研究テーママクロ経済政策の理論的基礎
研究室良心館568号室
演習(ゼミ)紹介日米欧のマクロ政策
詳細研究者データベース(オリジナルサイト)
清川 義友
ケインズ派の経済政策論は、戦後の各国の現実の政策に大きな影響を与えてきた。しかし経済がさまざまな問題を抱えるようになるにつれ、これに対する批判がいろいろと出始めた。その代表的な学派がフリードマンを中心としたマネタリズムや、ルーカスを中心とした新しい古典派である。これらの批判の中で、真に意味のあるものは何なのかということを、いっときの学会の流行に左右されることなく見極めることが、重要であると思われる。

そのなかでもとくに重要なのは、人々が期待形成にあたっては情報を有効に活用するという「合理的期待仮説」や、政策当局の政策運営の方法が変われば人々の行動もそれに応じて変わる可能性があることを指摘した「ルーカス批判」などであろう。さらには望ましい政策運営方法は「ルール」に基づくものか、あるいは「裁量」的なものかという、マネタリストとケインズ派の間の論争を、時間軸にそって再考したキドランド=プレスコットの「政策のタイム・コンシスタンシー」もこれに付加されるであろう。

上記の議論で重視されているのは各経済主体間の相互作用に他ならないが、これを国家間に拡張して考えるとプラザ合意以降の政策協調までが視野に入ってくる。

しかしこのような新しい進展は、ケインズ派の経済政策のあり方の根幹にかかわるものではなく、それらの要素を組み入れながら、ケインズ派の経済政策を再構築することも可能である。

このような諸点を考慮に入れながら、望ましいマクロ政策のあり方を追求していきたい。

学生へのメッセージ

現実の経済をどうとらえるか、その視点はさまざまであり、多くの学派の議論がたたかわされる理由も、まさにそこにある。しかし現実の経済は生き物であり、たえず変わっている以上、いつの時代にも正しいような考え方はないと考えるほうがより適切であるかもしれない。今の時代に適合した考え方は何かを追及することが、むしろ必要なのではないだろうか。

演習(ゼミ)

演習テーマ:日米欧のマクロ政策

日米欧の三つの地域・国々の相互の連関を念頭に置きながら、そこで行われるマクロ経済政策や産業政策について研究することが演習の目的である。

2年次演習では上記目的を達成するのに必要な、基礎的レベルでの理解力を養成することを狙いとし、とくにマクロ政策に関連する新しい書物や雑誌論文などを教材として利用し、グループにわかれて報告する。

3年次演習1では、2年次演習と同様のことを産業政策も含めて少しレベル・アップして行い、3年次演習2では、報告する題材そのものを、学生諸君自身がさがしだしてきて、発表を行うことになる。

卒業研究では、それまでの演習での学習内容を踏まえて、各個人が深く関心を持つテーマを上記の枠内で自分で設定し、報告をしながら、最終的に卒業論文としてまとめることになる。
2年次演習
日米欧のマクロ政策を中心に、最新の書物や論文を利用して、研究と発表を行うことになる。発表はグループ単位でのものとなる。
[履修条件]
 
3年次演習
3年次演習1
日米欧の経済政策について、マクロ政策ばかりでなく産業政策も含め、より広範かつ2年次演習よりも少しレベルを上げて、研究発表を行うことになる。教材には担当者が選んだ最新の書物や雑誌論文を利用する。
[履修条件]
 
3年次演習2
日米欧のマクロ政策と産業政策に関する書物や雑誌論文の中から、自分たちに関心の深いものを選び出し、それについてグループ単位で報告をしてもらう。この場合、「1.日本のマクロ政策」「2.日本の産業政策」「3.米国のマクロ政策」「4.米国の産業政策」「5.欧州のマクロ政策」「6.欧州の産業政策」の6つのグループのいずれかに所属してもらうことになる。
[履修条件]
担当者の3年次演習1を履修済みであること。
卒業研究
日米欧のマクロ政策と産業政策の大きな枠組みの中で、各個人が自分の関心を持ったテーマについて個別に研究発表をおこない、それにもとづいて最終的に卒業論文の形にまとめることが求められる。なお、卒業研究においては日本に限定せず、アジア諸国もその対象に含まれるものとする。
[履修条件]
担当者の3年次演習1ないし2を履修済みであること。

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
  • 経済政策

 
既修・併修が望ましい科目
  • 中級マクロ経済学
  • 公共経済

  • 金融

関連する演習

 

学生による「私のゼミ紹介」

 
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