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専任教員紹介

仲北浦 淳基 Junki Nakakitaura

研究テーマケンブリッジ学派のマクロ経済分析(経済学説史)
研究室良心館576号室
演習(ゼミ)紹介
詳細
仲北浦 淳基
私の研究分野は経済学説史です。経済学説史とは、経済学が誕生してから、その領域や手法がどのように変遷してきたかを主に追求します。つまり、経済学の発展の歴史です。

経済学の歴史といっても、その範囲は、時間的・空間的に非常に広いです。私は、その中でも、20世紀のイギリスで主流派だったケンブリッジ学派の経済学を研究しています。

ケンブリッジ学派の経済学者としては、マーシャルやピグーやケインズが有名でしょう。しかし、私がとくに注目しているのは、ピグーの後継者であるデニス・ロバートソン(1890-1963)です。彼は、20世紀半ばに新しい経済学が誕生した後も、旧来の経済学の伝統を重んじていました。そして、そのような彼の言説は、当時の経済学者に少なからず大きな影響を及ぼしていたのです。

しかし、残念ながら、彼の理論は現代では忘れ去られています。それは、ケインズの革命的な著作『一般理論』の波にのまれ、ロバートソンの経済学が旧式のものだと認識されるようになったからでしょう。また、彼の著作が非常に難解だということも原因だと思います。しかし、新たな経済学の進展を、つねに伝統の視点から眺めていたロバートソンの言説は、大いに研究する価値があると思います。というのは、現在の主流派経済学(とくにアメリカの経済学)の欠点を彼の言説に見出すことが可能だからです。

現代では当たり前になっている経済理論が、実は、再考の余地のあるものだった、ということは十分にありうるでしょう。私は、ロバートソンの難解かつ膨大な言説を調査することで、現代経済学の成立史を組み立て、その中で、問題とすべき点と評価すべき点を整理していきたいと考えています。

学生へのメッセージ

「経済学とは何か」という問いに答えることは非常に難しいことです。しかし、経済学を「人間の活動の研究」とみなすことができるならば、それは私たちの生活そのものの研究とみることができるでしょう。つまり、私たちの生活に関係するものはみな「経済学」になりうるのです。大学の4年間は非常に短いですが、あなたにとっての「経済学」を見出せるように頑張ってみてください。それがきっと将来に役立つと私は信じています。
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