こちらに共通ヘッダが追加されます。
  1. 経済学部/経済学研究科ホーム
  2.  > 専任教員紹介
  3.  > 西村 卓

専任教員紹介

西村 卓 Takashi Nishimura

研究テーマ京都の街を職人という切り口から分析する
研究室良心館470号室
演習(ゼミ)紹介都市=京都の再生と地域活性化―職人的ネットワークの分析
HPTAKU-ZEMI(オリジナルサイト)
詳細研究者データベース(オリジナルサイト)
西村 卓
京都に住んで長い。8年ほど福岡に転居し離れた期間もあったが、それ以外は京都である。自分のなかの自分らしさが形成されるに当たって、「京」という都市とその周辺の環境が与えた影響は絶大である。

いまやスナックやバーの雑居するビル街に変わってしまったが、子どもの頃に母に連れられていった祇園の家並みと、そこに住む人々の生活がかもし出す風情とは、自分にとっての「京」の1つの原風景であった。石畳のひっそりとした路地、東大路の市電、知恩院の門の奥には借景として背の低い東山がひろがる。京都の景観で思い浮かベるものは数限りなく、子供時代にみた紙芝居の1枚1枚の絵のように、自分史のなかの背景画となっている。

「京」を庶民の街として、イメージ豊かに描いてみたい。それも、われわれの父母や祖父母の時代までさかのぼって……。こんな思いから近所のおばちゃんのところヘ、時間があれば聞き取りにおじゃましている。ちょうど子ども時代が大正期の末から昭和前期にかけての話である。彼女は京都市内の職人町に生まれ育ち、子どもの目を通しての職人町の雰囲気が、物の本や観光ガイドブックで読む以上に生き生きと伝わってくる。

ここ何年間、いままでやってきた農業史の研究と並行させて、京都の都市論を手がけてみたいと思うようになってきた。それも「市井」の人々の口から生に伝えられるイメージから出発し、文献資料や他の資料とすりあわせながら、「聞き取り」といった手法をふんだんに使いながら考えて行きたい。その場合、単純な上層の伝統主義に「京都」らしさを求めたり、ましてや単純な都市近代化論 ―東京の顔をした町作り論― にくみすることは更々考えていない。町衆の息づかいが伝わる庶民史を、若々しい感性を持った学生諸君と一緒になって描き出したい。

学生へのメッセージ

京都にある同志社大学であればこそ、郷愁でなく、実際に京都の街を歩いて、「京都らしい」とはなにかを考えましょう。

演習(ゼミ)

演習テーマ:京都における職人企業の経営理念と新たな挑戦

京都に数多くある職人企業で、江戸時代以来の歴史と伝統を持つ企業は少なくない。
その企業が、古い体質で、伝統というものをかたくなに守っているだけでなく、新たな挑戦をしながら、それぞれの企業が他の職人企業とコラボをしながら、新たな「もの」を生み出している。
それも、単にグローバルマーケットでの価格競争に身を投じ、「安かろう、悪かろう」な「もの」を生み出すのでなく、京都ならではの地域的特性と四季の移ろいをその「もの」に反映させながら、モノづくりをおこなっている。
いわばそういった現場にフィールドワークとして出向き、それぞれの企業の経営理念を聞き出しながら、職人ならではの技術とこだわりに注目しながら、21世紀型のモノづくりとはどうあるべきかを探っていければと思う。
その意味では、京都の職人企業とそのネットワークは最適の材料を与えてくれるものであり、あらゆる感覚をとおして、学生諸君に学んでほしい。
2年次演習
2回生では、演習生を何グループに分けて、グループワークとフィールドワークを基本とする当演習の理念と方法を学んでいただく。それを一通り終えた段階で、テーマをグループごとに設定して、そのテーマに基づき、まずはwebで、そのあとは文献資料で、そして、その知識を持って、現場に繰り出すという方法を実体験します。
[履修条件]
グループワークを苦とせず、グループにとどまらず、協調性をもってゼミ活動をおこなえることが、まず第1の条件です。机上の文献研究というよりも、現場での聞き取りを基本にした経験学習とそれをもとに構成する論文の作成への意欲を持っていることが必要です。
 
3年次演習
2年次演習の継続であります。
[履修条件]
2年次演習の条件と同じです。
卒業研究
卒業研究は、2,3回生で蓄積してきたフィールドワークの成果を、論文という形で完成させるためのものです。そこには、論文作成のノウハウが当然付加されますので、それを学びつつ、生の聞き取りデータを処理する能力も必要とされます。
それらを養うことが、この演習の眼目である。
[履修条件]
グループワークの質が特に問われるので、それを高める演習としたい。

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
 
 
既修・併修が望ましい科目
 
 

関連する演習

 

学生による「私のゼミ紹介」

 
.