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専任教員紹介

竹廣 良司 Ryoji Takehiro

研究テーマ企業組織および企業行動に関する実証分析
研究室良心館571号室
演習(ゼミ)紹介企業経済の理論と実証分析-企業の組織と行動について考える-
詳細研究者データベース(オリジナルサイト)
竹廣 良司
企業と企業の間のさまざまな関係を探ること、これが企業間関係の研究です。企業間関係を考えることはなぜ重要なのでしょうか。何もわからない相手と疑心暗鬼に取引を行うよりは、互いの状況を分かり合った企業と取引を行うことの方が効率的な場合が多く、長く関係を継続できると考えることができます。それでは、実際に情報が共有でき、企業間に長期的な関係が存在するとどのようなメリットが生じるのでしょうか。

たとえば生産(モノ)の面では、製品メーカーはサプライヤーの技術水準や生産水準を熟知していれば安定した部品の受け渡しが可能になります。資本(カネ)の面では、大企業は重要な取引先に多額の出資を行い親会社となり子会社の経営権を取得します。子会社にとっても単独では困難な資金援助を受けることが出来る場合もあるかもしれません。人的関係(ヒト)の面でも、有効な企業間関係が保たれていれば、必要に応じて子会社の従業員も親会社でトレーニングを受ける機会に恵まれるかもしれませんし、子会社の経営上必要な役員も派遣されるでしょう。

こうした企業間関係の束として、トヨタグループや日立グループのように巨大企業を中心とした、企業グループを考えることができますが、企業グループのような企業間関係を考えるとき、こうした関係はより一層複雑なものとなります。私の研究は、企業データを用いて企業の組織や行動を実証的に示すとともに、企業間関係が個別企業の行動に与える影響を分析することです。

学生へのメッセージ

まずは現実をしっかりと見る目を養うことからはじめましょう。主体的に行動することが大学での基本です。経済学部での学びを通じて、問題を見極め、冷静に解決する方法を身につけてください。それはきっと将来の社会生活における大きな糧になるでしょう。

演習(ゼミ)

演習テーマ:企業の組織と戦略に関する経済分析

 経済学では企業の組織や行動について、主として産業組織について考える中で捉えてきました。最近は企業経営における戦略的行動について、経営戦略や経営経済といった視点で経済学の知識を応用して分析することもなされており、さまざまな企業行動や戦略的な企業組織の策定、企業間の連携について考えられるようになってきています。
 本演習では企業の組織や戦略、企業間の関係について学ぶことを目的としています。いずれの演習でも企業に関する理論をもとに現実と対比させながら研究することが基本となります。2年次演習ではこれらのイントロダクションとしての位置付けとして、現実の企業行動や企業組織について考え、議論を通じ問題意識を明確化させます。3年次演習ではさらに問題意識を高めながら企業に関する経済理論について学び、個別企業の財務データを用いた数量的分析を行い、自ら設定した課題についての答えを見いだすことを目的とします。卒業研究では研究の成果を卒業論文としてまとめることが課題となります。
 すべての演習ではグループワークを活動の基本とし、ゼミ時間は成果報告と討議の場と位置づけます。したがって事前にグループ単位での十分な時間を準備に充てた上でゼミに臨む気構えが必要になります。探求意欲をもち、自ら課題を設定でき、社会常識を備え、グループ活動の中で自らを高めながら周囲にモチベーションを与えられる学生を歓迎します。

2年次演習
 2年次演習では企業の組織や戦略についての現状について認識し、基礎的理解を得ることを目的とし、後続の3年次演習に対するイントロダクションとしての位置付けを併せもっています。グループごとに与えられたテーマに基づき仮説を考え、資料にもとづき論証を行います。期間の後半では企業財務データをもとにコンピューターを用いた分析を行うための基礎知識を習得し、授業期間終了後(2月中旬)に合宿を行い、グループごとに考えた仮説に対する分析についての報告会を実施します。
[履修条件]
コンピューターについての事前の知識は特に必要としませんが、MS-WORD、EXCELを扱うことができることを条件とします。
3年次演習
 春学期は企業に関する諸理論について学習するとともに、ミクロ経済学の応用分野としての産業組織、企業経済の視点から企業戦略と市場について考えます。ゼミでの議論やディベートを通じて論理的な思考、プレゼンテーションの技法について体得することも目指します。
 秋学期は春学期に得た知識をもとに、企業の組織や戦略、企業間連携についてより深く考えます。「労働」や「企業金融」などとも関連性を保たせながら、分析を行うことが目標となります。現実の企業行動についても分析するため春学期・秋学期を通じて財務データを用いた数量的な分析にも取り組み、秋学期には実証分析を用いた研究報告の機会を設けます。
[履修条件]
 担当者が設置した演習関連科目が開講される場合には、本演習の登録者はこれを並行履修することが必要になります。
卒業研究
 企業組織(ガバナンスの問題、企業グループ形成など)、企業行動(ファイナンス、労働、生産、投資など)、市場との関わり(寡占、企業の境界)など、企業と関連するテーマを設定し自由にグループでの研究を行います。個人研究が基本になりますが、グループワークを通じて研究成果をグループ論文としてまとめることも可能です。
[履修条件]
 中級ミクロ経済学・産業組織・企業経済の履修を終えていることが望まれます。

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
  • 初級ミクロ経済学
  • データ処理基礎論
  • 企業経済
  • 労働経済

  • 統計
  • 産業組織

既修・併修が望ましい科目
  • 経済数学
  • 計量分析実習

  • 中級ミクロ経済学
  • 計量経済学

履修を勧める3年次演習関連科目

関連する演習

 

学生による「私のゼミ紹介」

 
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