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専任教員紹介

和田 美憲 Yoshinori Wada

 ガバナンス構造と経済政策の有効性に関して産業組織論を応用し、インタビュー、アンケート調査、統計的手法などの多様な実証分析を駆使し、国際比較の観点から研究しています。
 ガバナンス構造に関する研究では特に国際比較に重点を置き、いわゆる「日本的経営」と称されてきた日本特有の経営スタイルの新たな展開の可能性について検討しています。最近では、経済システムが似ていると言われているドイツと日本の企業構造と経営戦略を比較することで資本主義における「企業の理想像」を模索しています。ドイツでの現地調査の結果から、日系多国籍企業のガバナンス構造や経営戦略が、一般的な多国籍企業論では捉えられないことが示されました。また国際間でガバナンス構造に違いがあるのは、労働者の働く意欲(ワークモチベーション)や人的資源管理に国際間で違いがあるからだということも私の研究から明らかになってきました。
 経済政策に関する研究では近年の環境問題やインターネットビジネスなどで注目を集めている「外部性」についての分析と公的資金による企業再生についての分析を行っています。「外部性」として扱われる経済現象は様々で環境汚染や公害あるいは混雑などは「負の外部性」と呼ばれています。またネットワークへの加入者が増大することで参加者全員の便益が向上するネットワーク外部性は「正の外部性」として捉えることができます。私の研究では外部性の種類や特徴について分類化を行い、その分類された外部性に対応する経済パフォーマンスや政策的含意について議論を展開しています。「企業再生」に関する研究では、政策的に企業再生を行うことで社会的に望ましい状況になるにはどのような制度や経済的基準、そして手続きが必要であるのかを検討しています。

学生へのメッセージ

経済問題は身の回りにたくさんあります。まず疑問を持ち、その疑問を解いていく方法を経済学の中に見出してみてください。

演習(ゼミ)

演習テーマ:ストーリーで学ぶ経済心理学
-ドラマ・映画・小説の中の人間の行動と感情の研究-

 ドラマや映画、小説などを題材にして、さまざまな経済活動を行う人の心理や感情を、人間関係に留意しながら検証するのが演習の主な活動である。具体的にはドラマや映画を鑑賞して登場人物のセリフや感情を分析し、さまざまな経済心理を抽出する。
 経済学で一般に想定されてきた自己の利益を最大化するという合理的な行動が社会的規範では批判されたり、人間関係に悪影響を与えることはよくある。そのような批判や悪影響を避けるような行動を人は自然と選択する。「行動経済学」や「実験経済学」の分野では非合理的な人間行動の研究が進められている。演習ではこれらの分野での研究成果も取り上げるが、ストーリーの中に表現された人間関係やコンテクストの解釈を重視し、多様な経済心理について学ぶ。 
 ドラマや映画などの架空のストーリーだけではなく、演習を通じて経営や宗教活動の国際比較を行い日本に特有の経済心理が存在するかどうかも、具体的な事例を通じて考える。したがってフィールドワークや国際交流などの活動も演習の重要な活動である。
2年次演習
2年次演習では、まず経済学で想定されている人間行動と現実的な人間行動の違いを確認するため、行動経済学のテキストを読む。
[履修条件]
日本経済入門、初級ミクロ経済学
3年次演習
 グル―プごとにドラマや映画を鑑賞し、登場人物のセリフや感情について分析を行い、経済心理に関するプレゼンテーションを行う。
 また企業へのフィールドワークや留学生との交流などのリアルな活動を行うことで、日本に特有な経済心理の探求を行う。
[履修条件]
日本経済入門、初級ミクロ経済学
卒業研究
各自で自由にテーマを決めて、卒業研究の作成を行う。仮説の検証方法やデータ・資料の収集方法などについて学ぶ。
[履修条件]

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
  • 基礎演習
  • 初級ミクロ経済学

  • 日本経済入門

既修・併修が望ましい科目
  • 初級マクロ経済学

 

関連する演習

 

学生による「私のゼミ紹介」

 
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