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学生ケーザイレポート(2021年度)

22/03/31

山口県の観光産業の可能性と周辺地域との比較

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 本研究は山口県の地域活性化を阻む課題を観光によって改善させることを目標とした。
 山口の課題は大きくわけて二つある。一つ目はそれぞれの産業が孤立しているということである。この問題が現状の山口の衰退の根本であるといえる。二つ目は山口県内では移動手段として自動車がないと不便であるということである。車での移動が必至な山口において、公共交通機関で訪れた県外観光客の移動手段が現時点で整っていないことは大きな課題である。鉄道やバスの本数も少なく、山口の各地方にある観光地へ行きにくい現状がある。
 山口県における現状から、需要が見込めそうなまちの素材があるにもかかわらず、なぜ観光が発展していないのかを分析した。分析の結果、歴史と産業が孤立した状況で存在していることが原因であると考察した。
 このことから、山口県独自の歴史と地場産業を観光によって結び付けることで、かつて西の京として栄えていた頃のように復活する光があると考えた。観光のプラン別にPRすることを提案した。1つ目はクルージング観光である。日本海から瀬戸内海までのクルージングの実施を検討・予定している。山口県では明治時代から海運業が栄えていますが、その強みを観光に生かせていない現状を踏まえ、この提案に至った。2つ目はレンタカー観光である。山口に隣接する県からのアクセスを円滑にし、多くの県外観光客を呼び込むことが期待できる。このコロナ禍であっても、レンタカーであれば、家族間、友人間で安心して観光を楽しむことができると考えた。
 また本研究では新型コロナウイルスによって、大きく人の生活が変化したなかで、新しい観光のスタイルを提案できた。観光業界は直接的にコロナウイルスの影響を受け、多大な損害を与えた。しかし、withコロナの新しい観光スタイルを書く地域ごとに定着させていくことが地域の活性化につながることが本研究の結論である。