専任教員紹介

落合 仁司 Hitoshi Ochiai

落合 仁司
研究テーマ快楽と遠近法
研究室良心館485号室
演習(ゼミ)紹介美の消費と芸術の生産
詳細研究者データベース(オリジナルサイト)
 僕は数学と言う言葉を使って僕たちの生きる社会を再現したい。たとえば人間にとって最も大切なことである愛は、自分以外の他者がいて初めて可能になる。すなわち愛は二人以上の人間が関わる社会的行為、相互行為に他ならない。この相互行為を微分形式という数学の言葉で再現する。これが僕の仕事の出発点である。
 このとき相互行為のネットワークと見なしうる社会は、微分形式がその上で積分される多様体として再現される。微分形式として再現された相互行為の多様体として再現された社会における積分は一定であることが、ストークスの定理と呼ばれる微分幾何学の基礎を成す定理の主張である。ストークスの定理により局所的な相互行為と大域的な社会は積分を介して一対一に対応することが帰結する。
 こんなことをして何になるのか。社会の数学による再現は個人と社会の関係を最も原理的な水準で考えることである。個人の行為と社会の秩序、個人の自由と社会の正義、小さな政府と大きな政府といった社会、政治、経済の根本問題を、最も原理的な水準において考えることができるからこそ社会を数学によって再現するのである。

学生へのメッセージ

 数学は詩です。時には難解なものもありますが、美しいもの、心地よいものと心得て、まずは鑑賞してみましょう。

演習(ゼミ)

演習テーマ:美の消費と芸術の生産

 現代の消費は美的な付加価値を選好する美の消費であり、それに対応する現代の生産は芸術的な価値付加が不可避の芸術の生産である。本演習は、この美の消費と芸術の生産、さらに双方が出会う美と芸術の市場を考える。そのために美とは何か、芸術とは何かという美学的な問いを問うのみならず、美の消費、芸術の生産、美と芸術の市場をどのように数理的に表現するかという問いも問わねばならない。
2年次演習
 美とは何か、芸術とは何かという美学的な問いに答えるため、現代美学の基本文献、
                  アーサー・ダントー『アートとは何か』人文書院  を講読する。
[履修条件]
GPA2.0以上
3年次演習1・2
 美の消費、芸術の生産、美と芸術の市場の数理的表現を考えるため、
              落合仁司『美学の数塁―美の消費と芸術の生産―』晃洋書房  を講読する。
[履修条件]
2年次演習からの継続またはGPA2.0以上
卒業研究
 演習のテーマに沿って各自課題を選択し卒業論文を作成する。
[履修条件]
3年次演習からの継続のみ

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
  • 数理経済
既修・併修が望ましい科目
  • 中級経済数学
 

関連する演習

河島 伸子文化経済
茂見 岳志メカニズムデザイン

学生による「私のゼミ紹介」