このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

堀田 悠生

専任教員紹介

堀田 悠生 HOTTA Yuki

堀田 悠生
研究テーマ 景気循環の発生と短期及び長期的要因の分析
研究室 良心館578号室
詳細 研究者データベース(オリジナルサイト)

マクロ経済においては好景気と不景気が繰り返されますが、それがなぜ、どのようにして生じるのかは様々な理論や学説があり、今日まで盛んに研究が行われています。私の研究もそうした分野に関わっています。

私は特に理論的観点からの研究を行っており、現在は特に景気循環の「時間」に着目し、非線形動学あるいは力学系と呼ばれる数学を用いて研究しています。

経済の動きは様々な要因の結果だと考えられますが、それらの要因は一律に変化するのではなく、それぞれのリズムで変わっていくと考えられます。そうしたリズムの差異が景気循環にもたらす影響を考察しています。
例えば、短期的には大きく作用する一方で長期的にはあまり影響しない要因もあれば、長期的に見ると作用が確認できる要因もあるかもしれません。
このように、色々な側面から「時間」の効果を考えようと試みています。

分析の手法としては、非線形動学と呼ばれる数学を用いたモデルを使っています。
こうした数学を用いる利点は、複雑で多様な事象を説明するのに効果的だということです。
景気循環理論のモデルは、経済という1個のシステムを表現するものですが、その内部から多種多様で興味深い結論が導き出せることに、非線形動学モデルの面白さがあります。
例えば、経済がうまく行っている状態から、外からは何も手を加えていないのにもかかわらず段々と状態が悪化していくという変化や、先に述べた諸変数の「時間」がどのような効果を持つのかということが、非線形動学によって記述できます。
このように、複雑な経済現象を発生させるメカニズムを考察していくのに、非線形動学という手法を用いています。

学生へのメッセージ

大学でも大学を卒業してからも様々な選択肢があります。あまり囚われず、柔軟な態度を意識すると良いかもしれません。

2年次演習(プレゼミナール)

「2年次演習(プレゼミナール)」では通常の「2年次演習」未受講者を対象に、ゼミ形式の少人数クラスで論文執筆や専門書の輪読等を通じて互いに切磋琢磨しながらアカデミックな様々な技法(論文作成の作法、プレゼンテーション、レジュメ作成方法、アンケート・統計処理の方法など)を学びます。

技法取得の手段として、担当教員の専門分野に係る専門書等を利用することがありますが受講生が「2年次演習(プレゼミナール)」のクラス(教員)を指定することができない事情に鑑み、平易なものや経済学を学ぶ上で汎用性のある書籍を利用するなど留意します。

授業の進め方やテキストに関する詳細は初回授業で各担当者から説明します。

※「2年次演習(プレゼミナール)」の担当者は「3年次演習」および「卒業研究」は担当しません。
そのため、次年度「3年次演習」の履修を希望する場合は、例年3月に実施される「3年次演習」追加募集にエントリーしてください。
※「2年次演習(プレゼミナール)」の履修有無は、「3年次演習」追加募集の合否に関係ありません。


[履修条件]
「2年次演習」を未登録・未履修であること