このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

鹿野 嘉昭

専任教員紹介

鹿野 嘉昭 SHIKANO Yoshiaki

鹿野 嘉昭
研究テーマ 日本経済と金融
研究室 良心館569号室
演習(ゼミ)紹介 日本経済と金融
詳細 研究者データベース(オリジナルサイト)

日本経済のありようについて、主として金融制度とのかかわりで研究しています。たとえば、日本的経営のひとつとされるメインバンク関係が日本経済の成長・発展に対しどのようなかたちで寄与してきたのかとか、不良債権問題が日本経済に及ぼした影響などについて研究を進めてきました。現在は、中小企業信用情報リスクデータベースを利用して、日本の中小企業の経営財務実態に関する分析を進めています。その過程では、日本の中小企業の平均的な姿は従業員数6名など、われわれの一般的なイメージと比較してはるかに規模が小さいことや財務基盤が脆弱なことが明らかになってきました。このテーマは非常に興味深いので、書籍として取りまとめることとし、2008年2月に『日本の中小企業-CRDデータにみる経営と財務の実像-』(東洋経済新報社)を刊行しました。

学生へのメッセージ

何事にも興味を持って、フレッシュな気持ちで臨んでください。

演習(ゼミ)

演習テーマ:日本経済と金融


金融面での動きを通じて日本経済の過去、現在および未来について議論できるようになることを目指します。この目標を達成するべく、2年次演習および3年次演習を通じて金融および日本経済についての知見を深め、卒業研究では各自の問題意識にしたがって卒業論文を仕上げることを目指します。

2年次演習

日本経済の動きを理解するうえで必要とされる経済学の考え方を整理するとともに、金融に関する考え方の基本を学びます。すなわち、ミクロ経済学およびマクロ経済学の基本的な考え方を復習したあと、経済学あるいは金融に関する入門書をテキストに用いて経済学あるいは金融の考え方を理解することに努めます。現在は、ピエトラ・リボリ著『あなたのTシャツはどこから来たの?』(東洋経済新報社、2006年)」を読んで、経済学のほか、国際分業や貿易のあり方についての理解が深まるように主体的に学びます。


[履修条件]
日本経済入門・初級ミクロ経済学I・初級マクロ経済学Iを履修済みであること。

3年次演習

春学期は金融論のテキストとして国際的に評価の高いF. Mishkin The Economics of Money, Banking, and Financial Marketsを輪読し、金融に関する基本的な概念や考え方を整理します。次いで、秋学期は岩村充著『中央銀行が終わる日』(新潮選書、2016年)を輪読し、貨幣のあり方について議論します。


[履修条件]
金融1および2、エコノミクスワークショッププライマリ(現代日本経済)を履修登録すること。

卒業研究

3年次演習で学んだテーマ、あるいは日本経済と金融に関連するトピックについて演習参加者が自らの考え方を卒業論文として仕上げることを目的とします。ただし、現在のところ、春学期は渡辺努著『物価とは何か』(講談社選書メチエ)を輪読し、物価を基軸に据えて日本経済の現況についての知見を得ることを目的とします。


[履修条件]

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
既修・併修が望ましい科目

関連する演習

学生による「私のゼミ紹介」