このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

手島 健介

専任教員紹介

手島 健介 TESHIMA Kensuke

手島 健介
研究テーマ グローバル化が発展途上国の経済発展や社会に与える影響
研究室 良心館567号室
演習(ゼミ)紹介 開発経済学・国際経済学・都市経済学などを題材に
HP ホームページ(外部サイト)
詳細 研究者データベース(オリジナルサイト)

開発経済学と国際貿易論を専門にしています。グローバル化が発展途上国の産業発展、技術変化に与える影響や、環境や健康、犯罪などの社会面に与える影響を研究課題としています。2010年から2018年までの9年間メキシコの大学に勤務してきたことを生かして、過去に研究に使用されていなかったメキシコのデータを使うことと、メキシコ・米国政府の政策などをメキシコ企業、地域に起きた自然実験として分析することで開発経済学と国際貿易論の両分野に貢献してきました。

これまでに書いた代表的な論文のトピックは以下の通りです。

(i) 国際貿易や海外直接投資が開発途上国企業の技術選択に与える影響(下記論文1、2)
(ii) 輸出企業と輸入企業のマッチング(下記論文3)
(iii) グローバリゼーションが環境、健康、犯罪に与える影響 (下記論文2、4、5)

1. Santacreu-Vasut, Estefania and Kensuke Teshima. 2016. Foreign Employees as Channel for Technology Transfer: Evidence from MNC's Subsidiaries in Mexico. Journal of Development Economics.
2. Gutierrez, Emilio and Kensuke Teshima. 2018. Abatement Expenditures, Technology Choice, and Environmental Performance: Evidence from Firm Responses to Import Competition in Mexico. Journal of Development Economics.
3. Sugita, Yoichi, Kensuke Teshima, and Enrique Seira. 2021. Assortative Matching of Exporters and Importers. Review of Economics and Statistics, forthcoming.
4. Dell, Melissa, Benjamin Feigenberg and Kensuke Teshima. 2019. The Violent Consequences of Trade-Induced Worker Displacement in Mexico. American Economic Review: Insights.
5. Tanaka, Shinsuke, Kensuke Teshima and Eric Verhoogen. 2021. North-South Displacement Effects of Environmental Regulation: The Case of Battery Recycling. American Economic Review: Insights, forthcoming.

学生へのメッセージ

開発経済学、国際貿易、都市問題、環境問題、犯罪問題といったトピックを研究にしています。それらのトピックでさまざまなことに関心がある学生と一緒に勉強して行ければと思っています。普段歩いたり移動しながら目にする風景は都市経済学の勉強のよい題材となったり、食べ物も国際貿易論のよい題材となったりします。そういう身近かものから題材を見つけて一緒に考察を深めていければと思います。前者に関してはWeb日本評論という媒体で歩いて学ぶ都市経済学という連載をやっているところです(Web日本評論)。
私はデータ分析を研究で主にしているので、データ分析に興味がある学生も歓迎です。

演習(ゼミ)

演習テーマ:開発経済学・国際経済学・都市経済学などを題材に


 データ分析をテーマに以下のことをバランスよくやりたいと考えています。

  • 統計学・計量経済学を学ぶ。
  • 計量ソフトウェアの使い方を学ぶ。
  • 実証分析をする分野を学ぶ。

 私自身の研究や、開講する講義からは開発経済学、国際経済学、都市経済学などを考えていますが、私自身がちゃんと研究を手助けできるトピックであれば受講生の興味も取り入れたいと思います。

  • 英語論文、時事論評を読む。
  • トピックを見つけて実際にデータ分析を行うプロジェクトを進めていく。

 経済学研究にはざっくり、理論研究と実証研究がありますが、現在国際的に、経済学研究はデータを使った実証研究がほとんど…とまで言えるかはともかくずっと拡大中です。また、企業、政府担当者にもデータ分析およびデータ分析でわかったことと整合的な施策をすることの重要性が理解されるようになってきました。さらに、データの利用性が拡大して頑張れば若いうちから革新的な研究、あるいはそこまでいかなくても水準が高い分析をしやすくなりました。こういった事情で重要性が高まって習熟の価値が大きいデータ分析の実践を学ぶ場としたいと思います。

2年次演習

二年次では、計量経済学の初歩を計量経済学のソフトウェアを使いながら学んでいきます。

同時に、Journal of Economic Perspectivesなどに掲載されている英語論文やVoxDevなどの英語論文解説記事を読んでいきたいと思います。


[履修条件]

3年次演習

開発経済学、国際経済学、あるいは都市経済学などの教科書を輪読しながら勉強していきます。

手法面では実証ミクロ経済学でよく使われる自然実験手法などを詳しく学びます。

グループあるいは個人で、専門の論文も読んでもらい、それを参考に個人論文、あるいはグループ論文に取り組んでもらおうと思います。データの見つけ方などやそのほか実証分析で気をつけるべきことなどもその際に議論しながらフィードバックします。


[履修条件]

卒業研究

卒業論文では、この演習で学んだ実証分析手法を、自分が興味を持っているトピックに応用した研究をしてもらいます。


[履修条件]

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
  • ミクロ経済学関連科目
  • 計量経済学関連科目
既修・併修が望ましい科目
履修を勧める2年次演習関連科目

履修を勧める3年次演習関連科目

関連する演習

学生による「私のゼミ紹介」