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学生ケーザイレポート(2012年度)

13/03/31

アジア太平洋地域におけるICTの実態調査および国際比較

アジア太平洋地域におけるICTの実態調査および国際比較

ITをテーマとしている宮崎ゼミでは、主にアジア地域のITの現地事情を調査するプロジェクトを立ち上げた。本プロジェクトでは経済成長が著しい香港を訪れ、最新のIT展示会に参加するとともに街中のIT事情を視察した。
視察先として香港を選んだのにはいくつか理由があるが、その主なものに、香港のITの導入速度にある。例えば今でこそ当たり前のように使われているICOCAやSUICAといった公共交通機関のICカードも、技術は日本で生まれているものの、それが初めて公共交通機関の電子切符として利用されたのは香港である。日本が導入するのは香港で導入された4年後であり、ITの活用に対して先見性のある香港を訪れるのは非常に価値があると考え、このプロジェクトを立ち上げた。
実際に香港に到着した我々は、まず街中のITインフラが充実していることに衝撃を受けた。地下鉄のコンコースでは無料のWi-Fiが提供されており、旅行者であれ誰であれ、時間制限はあるものの無料でインターネットを利用することができる。観光客にとって非常にありがたいサービスであり、さらには駅構内にも、立ったまま気軽に使える無料のPCも設置してあった。日本における公衆無線LANの整備は、ようやく京都市内などで大規模な整備が始まったばかりという状況であり、圧倒的なレベルの差を見せつけられた。
調査2日目には、今回のメインの視察先である「香港電信電脳通信節2012」というイベントに参加した。このイベントはIT製品の総合見本市ともいえるもので、その場で販売も行なっている。日本ではまず見ることのできないAndroid OSを搭載したテレビや、多様なスマートフォン周辺機器の展示ブースが軒を連ねており、活気あふれるイベントだった。香港では一般的になりつつあるスマートテレビも、日本ではまだ全くといっていいほど普及しておらず、日本勢は大手情報通信会社などが独自のコンテンツの配信を始めるなど、香港でのIT事例を追いかけるような形でビジネスを展開していた。
このように香港訪問では、一般の人々の日常的なIT利用のようすや、ITビジネスの活気を肌で感じることができ、現地調査ならではのとても充実した収穫を得ることができた。帰国後はプロジェクトメンバー全体で話し合いを行い、今後の日本のITがどのような方向に進むべきかなどといった議論が行われた。詳細については、プロジェクトの成果報告書をご覧いただきたい。
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