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学生ケーザイレポート(2013年度)

14/03/31

ICTの最新動向調査および国際比較研究

ICTの最新動向調査および国際比較研究

 ITをテーマとしている宮崎ゼミではアジア地域におけるITの最新動向の調査と国際比較を目的とするプロジェクトを立ち上げた。本プロジェクトでは、近年IT分野において著しい成長を見せるベトナムにおいてフィールドワークを実施した。 調査1~2日目、ベトナム・ホーチミンシティに到着したれわれわの目を惹いたのは、完成して間もない高層ビルと、古びた建物が混在した街のようすであった。一見すると、IT分野において目覚ましい発展を遂げている国にはとても見えないが、実際に調査を行うと、多くの公共施設で無料の無線インターネット接続環境が整えられていた。日本よりも遥かに充実した設備である。しかし、こうしたITインフラが整備されている一方で、例えば鉄道のような基礎的な生活インフラは未整備のままである。ホーチミンシティから首都ハノイまでの1,730kmという距離を、ベトナム鉄道は34時間かけて運行している。時速にして約50kmという車やバイクと変わらない速度だ。ITインフラが発達している一方で、生活インフラが未整備であるという一種のいびつさがベトナムの大きな特徴であると感じた。
 調査3日目、フィールドワークの目玉である「VCW2013」(Vietnam ConsumerDigital WorldExpo)に参加した。ASEAN最大の産業展示イベントという事もあり、会場は活気に満ちていた。会場では、視察とともに現地の方々への取材を行った。最も印象に残ったのは、現地の人々が当局のネット規制を簡単にくぐり抜け、外部のウェブサービスを当然のように利用していた事だ。ベトナムでは情報統制によって外部のサービスへの接続が規制されている。しかし、取材をつうじて規制対象のfacebookがベトナム国内で広く普及している事がわかり、あろうことか取材メンバーがアカウントを訊ねられるという事態まで生じた。これにはベトナム政府の思惑も関係していると考えられる。
 本プロジェクトを通じて、われわれはベトナムのICTの現状把握と将来性の予想を試み、ベトナムと日本の今後の関係のあり方についても議論を重ねた。詳細は成果報告書をご覧いただきたい。
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