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学生ケーザイレポート(2017年度)

18/03/31

京都近代化とその社会インフラ政策にもとづく産業経済基盤の構図

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 2017年度西岡ゼミ2回生京都班は、「京都近代化とその社会インフラ政策にもとづく産業経済基盤の構図~京都策による京都再生構想に学ぶ未来地域社会ヴィジョンへのロードマップ~」というテーマのもと研究を行った。1990年代以降、円高不況からバブル経済、AI・IoT時代の到来という日本経済社会‶大転換″時代の中で、関西経済は地域の人口減少・少子高齢化や景気の長期低迷に見舞われて、順調な地域社会の展開をしてきたとは言い難い。私たちはこのような難局に対するロードマップの構築と、関西の未来に対する地域社会構想を念頭においた基盤構図に関する研究を行う決意に至った。しかし、経済学部2年生段階ではあまりに知識と基礎が不足している。そこで、上記のヴィジョンの序章として、事実上の「遷都」によってもたらされた京都の再生プロセス、いわゆる「京都策」による社会インフラ政策に基づく産業経済再生の構図をロードマップにすることで今後想定すべき未来地域社会ヴィジョンへのロードマップの一助とすることにした。また、研究の軸として京都三大事業の1つである琵琶湖疏水事業を中心に考え研究を進めた。加えて、本研究は、遷都から人口減少により衰退の危機に陥った京都が比較基準となるため、結果として人口が増加し再流入すれば京都の経済再生が行われたと判断することとした。
 本研究の軸として扱う琵琶湖疏水であるが、当時の京都において問題視されていた人口減少や電力不足、衛生状態の悪化、水量不足や大量輸送手段の欠如等が解決された背景に琵琶湖疏水事業が存在していたことを明らかにした。このことから当時の京都のおけるロードマップの要に琵琶湖疏水が関係していたことがわかる。
 私たちは現在の関西において、この琵琶湖疏水事業に代わる新たなインフラを発見し、今後の関西経済におけるロードマップの要について考える必要がある。

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