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高井 才明

専任教員紹介

高井 才明 TAKAI Toshiaki

高井 才明
研究テーマ ビジネス情報システム
研究室 良心館573号室
演習(ゼミ)紹介 ビジネス情報システムの研究
詳細 研究者データベース(オリジナルサイト)

我々は今、ICT(情報通信技術:Information and Communication Technology)社会に生きています。職場や学校、各家庭に当たり前にパソコンがあり、通勤・通学の途上に携帯電話からホームページやメールを利用し、PDAを手帳代わりに使い、ICカードで買い物をしたり電車に乗ったりします。こうした技術やサービスは、偶然に出来てきたものではなく、人間の生活を便利にするために考えられて創られてきました。

1つの情報サービスが提供されるまでには、沢山の人々が関わっています。たとえば、基礎的な技術を開発する人、その技術を組み合わせて1つの基礎的なシステムを構築する人、そのシステムを応用したサービスを考える人、そのサービスを商品として完成させる人などです。これらの人々は、共通の知識や技能も持っていますが、それぞれの役割に応じた専門的な知識や技能も持っています。

このうち、基礎的な技術の開発は主に理工系の人の仕事ですが、それらの技術をどのように社会や経済に応用していくかを考えるのは、我々社会科学系の人間の役割です。

私の研究を平たく言えば、「社会や企業において情報技術をいかに活用すべきか、また、それらの技術によって我々の活動や生活にどのような影響があるのかを考える」ことです。とりわけ、ビジネス分野、教育分野における情報技術の応用についてこれまで研究してきました。ビジネス分野では、経済・経営系情報システムの概念、設計・構築に関する研究、教育分野では、情報技術による教育の高度化に関する研究を行っています。

学生へのメッセージ

大学で勉強する経済学や情報技術、語学などの知識・技能は、ビジネスの世界ではいまや必須の能力ですが、大学生活でしかできない様々な経験は、それらと同じくらい社会に出てから皆さんを支えることになるはずです。短くて長い大学生活を存分に満喫してください。

演習(ゼミ)

演習テーマ:ビジネス情報システムの研究


近年,高度に進歩するICT(情報通信技術)やそれらを前提に創出される新しい概念が,社会やビジネスを変えようとしています。その一方で,技術や概念だけが先行し,実際の社会やビジネスの変革がなかなか進まないというジレンマも指摘されています。新たに生み出された技術や概念を社会や企業に適用するためには,ICTの専門知識・専門技術を持つ人材だけでは不十分であり,社会科学の観点から技術や概念を正しく理解する人材が求められています。こうした社会的ニーズに応えることを目的とし、本演習(「2年次演習」「3年次演習」「卒業研究」)では、ビジネス情報システムをテーマとした学習・研究を行います。

情報分野は,学習すべき内容が広範囲にわたり,日々進歩する技術に対応していく必要があります。本演習では,授業で扱うテーマに関わらず,日ごろから積極的に広く情報分野の話題に関心を持つことが求められます。

2年次演習

2年次演習では,本分野の最新の動向を調査することによって基礎知識を学習するとともに,システム開発の基礎技能の習得を目指します。具体的には,現在注目されているキーワードとその関連を調査することで,現在の情報社会の動向を把握し,身近なシステムの基礎技術となっているWeb技術を用いた技能演習に取り組みます。


[履修条件]
ゼミでの学習,活動に積極的に取り組み,「3年次演習」「卒業研究」まで継続して履修する強い意志を持っていること。

3年次演習

3年次演習では、卒業研究に向けて各自の研究テーマを探索するとともに, 2年次演習で学習したWeb技術の知識・技能を発展させ、Webアプリケーションやスマートデバイスアプリの開発を通して情報システム開発の知識・技能を学びます。


[履修条件]
「2年次演習」を履修済み,もしくは同等の知識・技能を習得済みで,「卒業研究」に向けて広く情報分野に関心を持っていること。

卒業研究

本卒業研究では、情報システムの分野で各自がテーマを設定し、その成果を卒業論文としてまとめます。
研究のテーマとしては、以下のようなものが考えられます。

  • 『情報システム関連技術の最新動向の調査』
  • 『情報システムの企画・設計』
  • 『情報システムの構築』
  • 『情報システムの動向と展望』

[履修条件]
本卒業研究担当者の「3年次演習」を履修済み、もしくはこれらの演習を履修した者と同等の知識・技能を持っていること。

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目
  • データ処理基礎論
  • ネットワークシステム論
  • システムモデリング論
  • データベースシステム論
  • プログラミング1(またはビジネスICTスキルズⅡ)
  • プログラミング2
  • 情報システム論
  • ビジネスシステム論
既修・併修が望ましい科目
  • IT基礎論1
  • IT基礎論2
  • プログラミング3
  • スクリプティング
  • オフィスICTスキルズⅠ
  • オフィスICTスキルズⅡ
  • ビジネスICTスキルズⅠ
  • エコノミクス・ワークショップ・プライマリ1(キャリアアップコンピューティング)
履修を勧める2年次演習関連科目
履修を勧める3年次演習関連科目

関連する演習

学生による「私のゼミ紹介」

高井でゼミの活動の一環として,毎年海外のICT事情を調査するフィールドワークを行ってきました。下記の経済学部ホームページ「学生ケーザイレポート」を参照してください。

2019年度(台湾:新竹サイエンスパーク)
 第4次産業革命に向けたICT戦略の国際比較調査

過去の主な訪問地:米国シアトル、シンガポール、ベトナム、台湾、香港、上海