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北坂 真一

専任教員紹介

北坂 真一 KITASAKA Shin-ichi

北坂 真一
研究テーマ 日本経済論、計量経済学、マクロ経済学
研究室 良心館580号室
演習(ゼミ)紹介 日本経済の実証分析
詳細 研究者データベース(オリジナルサイト)

私が取り組んでいる研究は、理論経済学(マクロ経済学)や計量経済学といった分野で開発された分析道具(経済モデルや推定・検定方法)を使って日本や世界の経済を分析し、その状況を改善するにはどのような政策が必要であるかを検討することです。

こうした私の研究を、一般の人にも分かるようにまとめたのが、『現代日本経済入門』(東洋経済新報社)という本です。そこでは、次のような問題を議論しています。

  1. 株価や地価はどのような要因で決まり、どのように変動しているのだろうか。また、マスコミでよく取り上げられる「バブル」とは何だろうか。
  2. 一国の所得水準は、どのようにして決まるのだろうか。また日本銀行の金融政策は、どのように影響するのだろうか。
  3. 80年代のバブル景気と90年代の不況は、どのようなメカニズムで発生したのだろうか。地価の変動や銀行の行動はどのような役割を果たしたのだろうか。
  4. 日本経済に対して様々な政策が提案されているが、それらをどのように整理して理解すればよいの だろうか。

現実の経済問題は非常に複雑ですが、経済学はそれを正しく理解し、その困難を解決するために役立つ有益なツールだと思います。

学生へのメッセージ

人生の中で、大学生として過ごす時間はとても貴重で、その後の方向を大きく決めることになります。何でも積極的に取り組み、有意義な時間となるように意識してください。

演習(ゼミ)

演習テーマ:日本経済,地域・都市経済の実証分析


この演習では、ゼミ生が日本全体(マクロ経済,景気や成長,金融,財政など)や日本の特定の地域や都市(例えば,北海道,京都市,沖縄県など)の経済について学び,それに関連した卒業研究に取り組みます.
卒業研究の具体的なテーマは、3年生になってから決める予定です。ゼミ生の意見を聞きながら教員が大きな全体のテーマを決め、各自がその中で分析の視点や論点を定めて研究を行い、ゼミ全体に共通の1つの大きなテーマを各自が分担するようなかたちで演習の研究をすすめたいと思います。卒業研究の執筆はひとりひとりが独自に取り組んでも良いですが,複数人で協力してグループで取り組み,メンバーで話し合いながら執筆することも可能です.
具体的なゼミの進め方は,ゼミ生の主体的な報告や議論を通じて、日本経済や地域・都市が現在直面する経済問題について広く学びます。その時に、この演習ではデータに基づいて経済を理解し、データを利用して独自の分析を進めることを重視します。このためには,データを分析するための知識や技術(統計学やコンピューターの利用)の習得が必要ですから,必要に応じてコンピュータを使ったデータ分析の実習を演習のプログラムに織り込む予定です。

今のところ、次のような内容を考えています。

2年次演習

日本経済や地域・都市経済に関する基本文献,あるいは統計・計量経済分析の教科書の輪読を中心に行います。必要に応じて、ゼミ生による研究テーマに関連する新聞記事等の紹介や議論を行うことも考えます。なお、ゼミ生には秋学期に開講される「計量経済学」の履修を推奨します。また、RSTATAEviewsEXCELなどの中から何か1つの統計分析のソフトウエアの習得を勧めます.


[履修条件]
計量経済学

3年次演習

3年次演習では、ゼミ生の興味や知識を考慮したうえで,大きな研究テーマの方向性を検討します。その上で、春学期は、研究テーマに関する先行研究の紹介や、分析に必要なデータの収集,コンピュータを使った統計分析の実習を行います.
秋学期は,先行研究の紹介とともにゼミ生による実証分析の報告を行い,その上でゼミレポートを作成し,3年次学期末に提出します.


[履修条件]

卒業研究

ゼミ生が3年次に作成したゼミレポートを発展させる形で,各自の研究テーマに基づいて卒業研究を繰り返し報告し,ゼミ生相互で議論し,最後に卒業研究を提出します。


[履修条件]

関連する科目

既修・併修を強く勧める科目

マクロ経済学,ミクロ経済学,統計,計量経済学,地域経済,都市経済,金融,財政,経済予測

既修・併修が望ましい科目

関連する演習

学生による「私のゼミ紹介」