宮崎 耕
専任教員紹介
宮崎 耕 MIYAZAKI Ko

研究テーマ | 情報システムの研究 |
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研究室 | 良心館572号室 |
演習(ゼミ)紹介 | 情報システムの研究 |
HP | 宮崎 耕 研究室(オリジナルサイト) |
詳細 | 研究者データベース(オリジナルサイト) |
「高度情報化社会」に暮らす私たちにとって、コンピュータや通信ネットワークを活用した情報・通信システムは、空気をはじめ、水道や電気、ガスなどと同様に、生活に不可欠な「環境」の一つと言っても過言ではありません。
今や、「いつでも、どこででも」、遠隔地にいる人とコミュニケーションをとったり、最新のニュース映像を見たり、オンラインバンキングやネットショッピングを利用したりすることができるようになりました。また、さまざまなセンサーシステムやロボットなどの自動機器、さらに人工知能(AI)応用システムが、私たちの安全で快適な生活を支えています。
このように、コンピュータや通信ネットワークを活用した情報・通信システムが、日常生活のいたるところに存在し、私たちを取り巻く「環境」のようになっている状態は、「ユビキタス」(Ubiquitous)と呼ばれています。21世紀の「高度情報化社会」は、「ユビキタス社会」と言い換えることができるのです。
今後、「ユビキタス社会」の進展とともに、情報・通信システムの応用分野はますます拡大し、さらにその機能が急速に高度化することは間違いありません。
どのような分野で、コンピュータや通信ネットワークを活用したどのようなサービスやシステムが求められているのか?そのサービスを提供したり、システムを構築したりするためにはどのような情報技術が必要なのか?使いやすく、役に立つ情報・通信システムのデザインとはどのようなものなのか?―――このようなことを考えるのが私の研究です。
学生へのメッセージ
情報システムの研究を「理系」と決めつけるのは全くの誤りです。金融、流通、販売、企業経営など、情報システムの適用分野の大半は経済学や商学、経営学の範疇に入ります。ICT(情報通信技術)を世の中でいかに活用するかを考えるのは、「文系」が担うべき大切な役割です
演習(ゼミ)
最終更新日:2023/5/15
演習テーマ:情報システムの研究
宮崎ゼミは1995年度にオープンしました。約650名のゼミ卒業生は、「ITがわかるビジネスパーソン」としてさまざまな業界で活躍しています。
ゼミの概要とテーマは後述のとおりですが、各演習ではつぎのようなトピックスに重点的に取り組むことを計画しています。
2年次演習 | SNSやウェブページなどの各種インターネットサービスを調査するとともに、基礎的なテクノロジーについて研究する。 |
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3年次演習1 〔春学期〕 |
スマートフォン,タブレットコンピュータなどに対応した各種モバイルアプリケーションを調査、研究するとともに、開発スキルを学ぶ。 |
3年次演習2 〔秋学期〕 |
オリジナルのモバイルアプリケーションシステムを開発し、国内外で開催されるコンペティションへの応募、入賞を目指す。 |
卒業研究 | 個人もしくはグループでテーマを設定し、取り組みの成果を卒業論文または卒業システムとしてまとめる。 |
ゼミの概要
「高度情報化社会」とよばれる現代、コンピュータや情報通信ネットワーク(ICT)を利用した情報システムの応用範囲は飛躍的に拡大し、さまざまな意思決定の場面においてICTに関する専門知識・専門技能が求められるようになりました。また、情報システムの高度化にともなって、ICTに関する専門知識・専門技能だけでは情報システムの企画・開発・設計・運用を行うことが困難な状況になってきています。情報システムの適用対象の大半は経済学などの社会科学の分野に関わるものであることから、社会科学の専門知識と情報技術に関する専門知識・専門技能を併せ持つ人材が強く求められています。本担当者の「2年次演習」「3年次演習1・2」「卒業研究」は、いずれもこのような社会的要請に応える人材を輩出することを目的とし、経済学部において「情報システム」の分野を研究・学習テーマとする特徴的な演習となっています。
本演習では、毎回パソコンとインターネットを利用したプレゼンテーションの作成・発表が要求されます。また、演習での研究・学習成果はWWWで学内外に積極的に公表してゆく予定です。
[履修条件]
本演習で扱う情報システム分野の研究・学習は、修得しなければならない事柄が多様かつ大量であること、めまぐるしい技術進歩に即応する必要があることなど、過酷な条件のもとで行わなければなりません。応募にあたっては十分な覚悟をもつことが必要です。主体的に研究・学習に取り組む人、研究・学習意欲旺盛な人、頭を使って考えることが好きな人、コンピュータを積極的に活用しようとする人の応募を望みます。
2年次演習 |
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本演習では、情報システムに関する基礎知識を習得するとともに、コンピュータや情報通信ネットワーク(ICT)の活用能力を体得します。 具体的には、各種の情報システムの機能やしくみを調査・研究することで、インターネット、マルチメディア、データベース、オブジェクト指向など、ICTに関する基本的なキーワードや理論を正確に理解するとともに、それらを活用するための実践的なコンピューティング能力を養うことを目指します。 [履修条件] |
3年次演習1・2 |
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本演習では、システムデザイナ、システムアナリスト、システムエンジニアとしての素養を身に付けることを念頭に、情報システムの構築に取り組みます。 具体的には、各種のプログラミング技法、オブジェクト指向のシステム開発手法などを用いて実用的な情報システムを企画・設計・開発・運用することを目指します。 [履修条件] |
卒業研究 |
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本卒業研究では、情報システムの分野で各自が研究テーマを設定し、その成果を個人またはグループで、卒業論文もしくは卒業システムとしてまとめます。 具体的には、(1)情報化社会の動向調査、(2)情報システムの実態調査、(3)情報システムのシステム分析、(4)情報システムの構築などのテーマが考えられます。 [履修条件] |
関連する科目
既修・併修を強く勧める科目
- ネットワークシステム論
- データベースシステム論
- 情報システム論
- プログラミング1もしくはビジネスICTスキルズⅡ
- プログラミング2
- プログラミング3
- データ処理基礎論
- ビジネスシステム論
- スクリプティング
- システムモデリング論
既修・併修が望ましい科目
- IT基礎論1
- IT基礎論2
- オフィスICTスキルズⅠ
- オフィスICTスキルズⅡ
- ビジネスICTスキルズⅠ
- エコノミクス・ワークショップ・プライマリ(キャリアアップコンピューティング)
履修を勧める2年次演習関連科目
履修を勧める3年次演習関連科目
関連する演習
高井 才明 | ビジネス情報システムの研究 |
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法雲 俊栄 | 社会科学における情報システムの研究 |
学生による「私のゼミ紹介」
学生プロジェクト
宮崎ゼミでは活動の一環として海外でのフィールドワーク(合宿)を実施してきました。そのようすが「学生ケーザイレポート」に掲載されていますので、ご覧ください。
2019年度(アメリカ・サンフランシスコ/シリコンバレー)
「ICT利活用の実態に関する国際比較研究 」
「海外におけるAIおよびICTとその応用に関する最新動向調査 」
※2018年度以前の記事は「宮崎ゼミのホームページ」でご覧いただけます。
2018年度(シンガポール)
「海外におけるICT関連最新動向の調査」
2017年度(アメリカ・シアトル)
「IoTの利活用に関する国際比較研究 」
「海外都市圏におけるIoT利用の実態調査」
2016年度(アメリカ・シリコンバレー)
「ICT応用システムに関する国際比較研究」
「国外におけるICT利活用に関する実態調査」
2015年度(ドイツ・ベルリン)
「グローバルICTのローカル適合に関する調査研究」
「海外都市部におけるICT最新動向の現地調査」
2014年度(シンガポール)
「環太平洋地域におけるICT国際比較研究 」
「グローバル化におけるICT最新動向の現地調査」
2013年度(ベトナム・ホーチミンシティ)
「ICTの最新動向調査および国際比較研究」
「海外におけるICT事情の実態調査」
2012年度(香港)
「アジア太平洋地域におけるICTの実態調査および国際比較」
「IT新興国の最新IT動向の調査・研究」
※2011年度以前の訪問地
アメリカ・サンフランシスコ/シリコンバレー
シンガポール,タイ・バンコク,マレーシア・クアラルンプール
韓国・ソウル,中国・上海,香港,台湾
宮崎ゼミ関連ウェブページ
・宮崎ゼミホームページ
宮崎ゼミ卒業生の就職先、過去の在籍者数などの公式データをご覧いただけます。
宮崎 耕 研究室(オリジナルサイト)
・宮崎ゼミツイッター
現役ゼミ生による宮崎ゼミの最新情報をご覧いただけます。
@M_seminar(外部サイト)
・宮崎ゼミのトピックス
同志社大学ホームページに記事が掲載されました。
経済学部宮崎耕ゼミが「第2回東京公共交通オープンデータチャレンジ」で「INIAD特別賞」をダブル受賞
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