以下、本文になります
2023年度のレポート(沖縄県の所得格差是正策)
学生ケーザイレポート(2023年度)
沖縄県の所得格差是正策

沖縄県は県民所得が全国で最も低く、県内でも那覇都市圏とそれ以外の北部・離島地域の間で大きな所得格差があるという現状である。また沖縄県は観光業をはじめとする第三次産業の産業従事者の割合が最も多いが、第二次産業とりわけ製造業の割合が全国と比較して少ないという特徴がある。そこで我々のチームでは、沖縄県の特色ある製造業である「酒造」に着目し、琉球泡盛を沖縄経済の起爆剤とすることで、北部・離島地域を支える第二次産業・地場産業をより強固にすることができれば、格差は是正できるのではないかという仮説を立て、本プロジェクトを開始した。
琉球泡盛の歴史は古く、ハレの飲み物として祭礼やお祝いの席に供される重要なお酒であり、沖縄を語る上で避けては通れない。2023年9月・12月の二度にわたって沖縄にて実地調査を行い、沖縄県酒造組合様をはじめ、様々な酒造所様、スーパーやコンビニなどの小売企業様へヒアリングを行ったところ、以下の点が明らかになった。
・沖縄県内の若者の間で琉球泡盛が飲まれなくなっていること
・購入のボリューム層は40歳以上の男性であること
・すでに琉球泡盛を愛用している方は銘柄に対し強いこだわりがあること
・大規模酒造所と小規模酒造所で売り上げに相当な格差があること
琉球泡盛は沖縄と切ってはきれない存在だったのにも関わらず、泡盛をめぐる経済が停滞している事象に対して我々は、大学生をはじめとする若者に対して泡盛の正しい価値を伝え、こだわりを持って購買へとアクションを結びつける消費者行動が必要であると考え、適切な施策について現地の関係者の方々と議論した。引き続き、作り手・売り手・買い手の想いをつなげ、沖縄という地域に求められるお酒のあり方について模索を続けていきたい。
琉球泡盛の歴史は古く、ハレの飲み物として祭礼やお祝いの席に供される重要なお酒であり、沖縄を語る上で避けては通れない。2023年9月・12月の二度にわたって沖縄にて実地調査を行い、沖縄県酒造組合様をはじめ、様々な酒造所様、スーパーやコンビニなどの小売企業様へヒアリングを行ったところ、以下の点が明らかになった。
・沖縄県内の若者の間で琉球泡盛が飲まれなくなっていること
・購入のボリューム層は40歳以上の男性であること
・すでに琉球泡盛を愛用している方は銘柄に対し強いこだわりがあること
・大規模酒造所と小規模酒造所で売り上げに相当な格差があること
琉球泡盛は沖縄と切ってはきれない存在だったのにも関わらず、泡盛をめぐる経済が停滞している事象に対して我々は、大学生をはじめとする若者に対して泡盛の正しい価値を伝え、こだわりを持って購買へとアクションを結びつける消費者行動が必要であると考え、適切な施策について現地の関係者の方々と議論した。引き続き、作り手・売り手・買い手の想いをつなげ、沖縄という地域に求められるお酒のあり方について模索を続けていきたい。