2023年度のレポート(フードバンクによるフードロス削減に向けて)
学生ケーザイレポート(2023年度)
フードバンクによるフードロス削減に向けて

本プロジェクトは、現在の世界における食品ロス問題が多大なものであると考え、現状を深く知るとともに解決策を見出したいと感じ、活動を開始した。日本におけるフードロスの現状を踏まえた上で、学内で行える活動を模索し、フードドライブの活動を知った。しかし、大学内で活動を行うため、大学側との協力が必要となり、今回は同志社生活協同組合に主旨を説明し、ご協力いただいた。
2023年11月9日よりフードドライブの箱をブックショップ、食堂の出入り口付近に置かせていただき、その過程を観察。箱には集めている食品の詳細、寄付先を記入したポスターを貼った。
2024年1月20日に回収締切し、箱も撤収した。その結果、段ボール一箱を埋め尽くすほどの食料を回収し、それらを全てフードバンク京都に寄付を行なった。その1週間ほど後、フードドライブ京都からお礼のメッセージを頂き、社会に貢献できたことを改めて実感した。
今回私たちはフードドライブという活動を実施したが、実際にはフードドライブ自体を知らない人が多数見受けられた。そのため、まずは自分たちが行なっている活動を知ってもらうことが大きな課題となった。
反省点としては、募集期間の短さ、実施箇所の少なさ、SNSなどを通じて告知を行えなかったなどが挙げられる。また、スムーズな実施ができなかったところが多々あり、多くの方々のご協力とアドバイスをもとに活動を完遂することができた。
およそ半年かけてこのフードドライブに取り組み、食品回収、団体への寄付までの一連の作業を行なった。それにより、一つの課題へ取り組む苦労、社会貢献への達成感など、貴重な体験を経験することができた。同志社生活協同組合や指導者をはじめ、多くの方々の支えの下で活動できたことに感謝し、今後のより良い学びに繋げていきたい。