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2023年度のレポート(IT産業・サービスの海外調査と我が国との比較研究)

学生ケーザイレポート(2023年度)

IT産業・サービスの海外調査と我が国との比較研究

 本研究の目的は、IT産業・サービスに力を入れている他国の状況を視察・調査し、我が国と比較することで今後の我が国の取るべき戦略について考察することです。
 第4次産業革命に向けて、各国がIT産業の活性化に力を入れています。とりわけ、アジアにおけるIT産業・サービスの発展は目覚ましく、ハードウェア製造の下請け的存在であったアジアからサプライチェーンの主要な拠点となるべく各国が力を入れています。特にシンガポールのITの発展は凄まじく、国を挙げてデジタル化が推進されており、多くの公共サービスがデジタル化されているなど、今や世界でもトップレベルのIT先進国となっています。このことから我々はシンガポールにてフィールドワークを行うことに決定しました。
 シンガポールではたくさんの発見がありましたが、ここでは2点紹介します。1点目は、キャッシュレス決済、特にクレジット決済の普及率が高いことです。バスなどの公共交通機関はもちろん、小さな屋台やゲームセンターでさえもクレジット決済が対応しており、現金はほとんど使いませんでした。京都市の市バスもクレジット決済が対応してくれれば海外の方の混乱も減り、遅延も少なくなるのではないかと感じました。2点目は、外資系企業がたくさんあったことです。マリーナベイサンズの周辺には諸外国の企業が大きなビルを構えていました。諸外国の企業が集積しているからこそ、シンガポールでイノベーションが生まれ続ける、そしてITが発展し続けるのだと考えました。
 また、シンガポールで調査をする中で現地の方々と接する機会も多くあり、外国語コミュニケーション力を身につけることもできました。
 今回シンガポールを調査する中で本当に多くの気づきが各々にありました。詳しくは論文集を出していますのでそちらをご確認いただけると幸いです。