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2023年度のレポート(プロジェクトpractice-研究と実務をつなげよう)

学生ケーザイレポート(2023年度)

プロジェクトpractice-研究と実務をつなげよう

 本プロジェクトでは、「プロジェクトpractice-研究と実務をつなげよう」をテーマに活動を行なった。
 本プロジェクトに参加する学生は3年次にISFJ学生政策フォーラムにて論文を共同執筆し、「キャッシュレス化の遅れは何が原因なのか?」と題して日本のキャッシュレス化を促進する提言を現金税の導入とした。それに対する同大会分科会審査員の指摘は主に政策の実効性についてであった。そこで、本活動では、参加する学生が卒業論文を執筆するにあたり、論文が示す結論およびそれに基づく提言の実効性をより高めること、そして論文執筆を通して培われる能力が社会でどのように役に立つのかに対する知見を深めることを目的として、本プロジェクトを企画した。
 11月末には、和歌山県にて卒業論文合宿を行った。卒業論文の執筆にあたり研究の方向性を定め、並行して計量分析を習熟した。12月中旬には、同志社大学東京サテライトキャンパスにて浜田氏による講演「同志社大学の学びとキャリア形成について」を聴講した。この講演では、論文の執筆により培われる能力が実社会においてどのように活用されるのか知見を得た。1月27日には、立命館大学経済学部関麻衣ゼミと研究についての合同報告会を行い、卒業論文を、資料を用いて発表し、質疑応答を行うことで残された課題、各研究テーマのさらなる可能性について検討した。
 これらの活動を通して得られたこととしては、情報源の妥当性および正確性を重視する視点、先行研究を踏まえた問題提起、論理的思考力等の論文を執筆することで培われる能力がどのように社会で役立つのかに対して意見を持てたことである。他にも、実効性のある論文は、政策提言の意味では実効性は評価されるが、必ずしも実効性がないことが論文の評価を損なうことを意味しないという新たな学びも得た。
 この気付きを所属ゼミに還元することで来年次の卒業論文執筆における研究テーマの可能性を広げたいと考えている。