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2024年度のレポート(体験を通じて学ぶ経営コンサルティング)

学生ケーザイレポート(2024年度)

体験を通じて学ぶ経営コンサルティング

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 本プロジェクト「体験を通じて学ぶコンサルティング」は、企業の経営課題を分析し、解決策を提案することで、実践的なコンサルティングスキルを身につけることを目的とし、企業の財務データや市場環境を基に、業績向上に向けた施策を考案し、経営改善に貢献することを目指し、活動を行った。年間の活動では、経営コンサルティングの勉強会や業績報告の分析を行い、最終的に食品製造業、スーパーマーケット業、飲食業の3業種を対象にコンサルティングを実施した。食品製造業では、営業所ごとの売上改善や原料費削減を目的とした施策の提案を行った。スーパーマーケット業では、売上増加やコスト削減を目指し、SNSマーケティング強化やフードトラック活用、在庫管理の最適化を提案した。飲食業では、外国人観光客向けの「カツサンド」の販売や、季節限定商品の導入、スタッフの語学力向上施策を考案し、売上向上と顧客層の拡大を目指した。
 このプロジェクトを通じて、把握力・分析力・表現力を養うことができた。特に、企業の経営課題を的確に把握し、データを基に論理的な意思決定を行う力が向上した。また、提案内容をわかりやすく伝える表現力も強化された。さらに、経営においては単なる数字分析だけでなく、従業員の意識やモチベーションを考慮することの重要性を学んだ。社会への還元として、企業の経営改善に貢献し、データ分析を活用した意思決定の促進に寄与することができた。しかし、企業とのコミュニケーション不足や時間管理の難しさ、提案の実現可能性の検討不足などの課題も浮かび上がった。今後の社会人生活においても、今回の経験を活かし、より実践的な問題解決能力を高め、企業の成長に貢献できる人材を目指していきたい。