このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

2025年度のレポート(日経ストックリーグ)

学生ケーザイレポート(2025年度)

日経ストックリーグ

No.28-1.jpeg (127570)
No.28-2.jpeg (127571)
   

 本レポートは、無形資産が企業価値に与える影響に着目し、日本株式市場における投資機会の可能性を検討するものである。本プロジェクトではまず、元SMBC日興証券出身でIFAとして活動されている実務家を招聘し、証券業界の仕組みや銘柄選定の実務的手法について学習した。続いて証券アナリスト協会所属の講師を招聘し、無形資産の会計処理や企業価値評価の考え方について講義を受けた。さらに東京でのOB訪問では企業訪問やオフィス見学、金融・コンサル業界で働く先輩方からの講話を通じて、研究テーマと実社会との接続を深めた。これらの活動を通じて、メンバーは会計知識、株式市場の分析視点、仮説構築力を獲得するとともに、論文執筆経験、行動力、投資知識といった各自の強みを活かした協働体制を構築した。研究内容としては、企業価値の源泉が有形資産からブランドや人的資本、データなどの無形資産へ移行している点に着目し、特に米国では企業価値の80〜90%が無形資産で構成されるのに対し、日本では30〜40%にとどまるという差異から、日本企業は無形資産が市場で過小評価されている可能性があると考えた。当初は無形資産比率や無形資産の効率性を用いて企業選別を行い株価との関係を分析する予定であったが、無形資産は会計上の測定が難しく、統一的なデータの取得が困難であったため実証分析には至らなかったが、本活動の成果として、無形資産を軸とした投資視点を日本株市場に提起できた点に加え、学外講師から得た知識をチーム内で共有し学習機会を広げた点が挙げられる。一方で、データ分析スキルの不足や研究時間の確保などの課題も明らかとなった。最後に、本研究の実施にあたりご講義・ご助言を賜った実務家の方々および講師の皆様、このような貴重な機会を下さった関係者の皆様に深く感謝申し上げたい。