石田 葉月
専任教員紹介
石田 葉月 ISHIDA Hazuki

研究テーマ | エコロジー経済学、資源・エネルギー経済学 |
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研究室 | 良心館479号室 |
演習(ゼミ)紹介 | 石油文明について考える |
詳細 | 研究者データベース(オリジナルサイト) |
私の専門は資源・エネルギー経済学であり、とりわけ、エネルギー問題に関心を持っています。エネルギーは経済活動とどのように関係しているのか、そしてその関わり方は、持続的な社会においてどうあるべきかについて、日々研究しています。
エネルギー源として代表的な化石燃料は、なぜ人類にこれだけの「繁栄」をもたらし得たのでしょうか。それは、風力や太陽光といったいわゆる「再生可能エネルギー」によって、代替可能なのでしょうか。そもそも、化石燃料がもたらした「繁栄」の中身とは何だったのでしょうか。それは望ましい結果ばかりであったといえるのでしょうか。環境汚染や所得格差の拡大、戦争・紛争の生起といった負の側面は、どう関係しているのでしょうか。
これらの問題を考えるため、人類史や経済史、科学・技術史、経済学史といった分野から「人間-エネルギー史」を汲み取りつつ、進化経済学、制度経済学、エコロジー経済学、計量経済学といった方法論により、エネルギー源の量やタイプが経済システムの進化的過程にどのような影響を及ぼすのかについて研究しています。
学生へのメッセージ
資源・エネルギー問題の背後にある問題は何か、考えてみてください。それは単に、新しい技術によって解決する問題なのでしょうか。専門家が推奨する技術を、私たちはどのように受け止めるべきなのでしょうか。2011年3月の福島第一原子力発電所の事故は、私たちにどのような教訓を与えたのでしょうか。答えを急がず、じっくりと問いかけてください。
演習(ゼミ)
演習テーマ:石油文明について考える
我々は今、石油文明の真只中にいる。石油はどのように経済活動と結びついているのだろうか。この問いかけから、当ゼミでの学問は始まる。
まずは、エネルギーについての基本的事項を学ぶ。次に、エネルギー(とりわけ石油)と経済活動との関係性について論じた文献を読み込んでいく。それらを踏まえ、石油文明の功罪や、再生可能エネルギーによる代替可能性などについて、シナリオ分析、計量経済学、シミュレーション等の手法を用いて考察する。
2年次演習 |
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[履修条件] |
3年次演習 |
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卒業研究 |
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関連する科目
既修・併修を強く勧める科目
- 「エネルギー経済」
- 「環境と資源」
既修・併修が望ましい科目
- 「エコロジー経済」
- 「里山保全の実践経済学」
- 「環境政策」