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2020年度のレポート(大阪の産業構造と住宅問題)

学生ケーザイレポート(2020年度)

大阪の産業構造と住宅問題

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私たちは「泉北ニュータウン問題~メディカルタウンとしての再生~」というテーマで2020年8月から1月末の研究発表会まで研究活動を行なった。研究動機は、高度経済成長期の人口の都市集中により発生した住宅需要に応えるために、大規模ニュータウンとして計画的に開発された泉北ニュータウンの、少子高齢化、著しい人口減少に興味を持ったこと。研究目的は、それらを泉北ニュータウン問題と定義し、歯止めをかけ、解消させるための提案をすることと設定し、研究を開始した。その結果、泉北ニュータウンの玄関口にあたる、泉ヶ丘駅前に、近畿大学医学部、及び、医学部附属病院が移転する予定である事がわかり、それらを利用したメディカルタウン、並びに、大病院を中心に街を作るコンパクトシティとして、泉北ニュータウンを再生させるための提案をすることができた。病院移転によって、域外からマネーを獲得できることは、関連産業の発展と人口を維持する効果をもたらし、泉北ニュータウン内でマネーを循環させられると明らかにし、私たちの研究は終了した。
当プロジェクトの研究を経て、班員が得られたこととしては、班活動は全員が同じ目標を向いていれば、上手く分担をし、効率よく研究が進むとわかったこと。さらに、大阪における南北の格差を知り、埋めるきっかけを少しでも掴めたことが挙げられる。また、当プロジェクトが社会に還元できることとしては、将来的に、誰しもが関わるであろう「住宅」に関して、現状における問題点を共有できたことがあると考える。
最後に、プロジェクトを経験して感じたことは、新型コロナウイルスの大流行の年となった2020年は、自分たちの思うような活動が出来ず、もどかしい思いをする一年となったため、今年のプロジェクトの流れを上手く来年度にも活かして、さらに質の良い研究を出来ればということである。