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2020年度のレポート(2020年度経済学部オリジナルグッズの開発プロジェクト)

学生ケーザイレポート(2020年度)

2020年度 経済学部オリジナルグッズの開発プロジェクト

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近頃、新型コロナウイルスの蔓延により、日常生活において、マスクの着用、他人との社会的距離の確保、検温の徹底が推進されるなど新たな生活スタイルが確立しつつある。このようなコロナ禍において、私たちにできることを考え、使用者にリラックス効果を与え、消毒への積極性を高めるような製品を作ろうとして始めたのが、このプロジェクトである。里山きゃんぱすで自生しているヨモギや栽培しているハーブなどから精油やオイルを抽出し、それらを使用して自然豊かな香りをもつ消毒液や香水などの開発を目指した。製作プロセスとしては、①原料の採取→②乾燥→③蒸留→④オイル抽出→⑤エタノールと調合→⑥容器詰め→⑦ラベル作成→⑧ラベル貼付→完成といった具合であり、試作品を配り、フィードバックを得ながら、完成度を高めていく。今学期では、ヨモギと橘を蒸留しエキスを消毒液に混ぜたものを試作品として作り、フィードバックを得た。ヨモギに関しては、「草のにおいが強い」といった感想や「ヨモギもちなどの心地の良いヨモギのにおいとは違う」といった厳しい意見が寄せられ、今後純度などを見直す必要がある。橘に関しては、ヨモギよりは全体的に評価が良かったものの、「木っぽさを感じる」、「時間がたつと、アルコールと橘の香りが分離する」といった意見が見受けられたので、こちらも消毒液とエキスの分離という点に焦点を当て、作り直していく必要がある。橘は日本古来固有の柑橘類であり、貴重であるため、うまくプロジェクトメンバーで活用していきたい。今後の展望としては、試作を繰り返し、最適な純度を探していくことと、里山きゃんぱすの視察を繰り返したうえで新たな香りを模索することの2点を中心に進めていく。