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2020年度のレポート(化粧品の新商品開発の流れを学び、経験する)

学生ケーザイレポート(2020年度)

化粧品の新標品開発の流れを学び、経験する

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本プロジェクトは「形として残る商品」に対して魅力を感じ、関心を持ったメンバーによって構成され発動しました。大学生にとって身近である化粧品にスポットを当て、市場調査やマーケティング、商品企画からデザイン、そして広告や営業を主とした販売促進活動を行ってきました。プロジェクトを遂行していくなかで株式会社いちはら様の化粧品部門『加美屋』というブランドとのコラボが実現しました。京都で100年近くにわたって受け継がれてきた伝統の技と新しい発想を組み合わせ、従来にない「紙(加美)」コスメを提供している企業様です。そのなかで私たちはあぶらとり紙と練り香水を共同製作しました。同志社カラーの紫を基調とした「紫陽花」モチーフの商品です。その中で私たちが最も心がけていたことは、加美屋さんと私たち学生がWin-Winの関係であることです。私たちは本プロジェクトの遂行・達成、加美屋様にとっては学生アイディアから新たな視点を開拓することや認知度向上をメリットとして「5年後、10年後も愛される商品の開発・販売」を共通目標としました。そのためにパッケージのデザインやコンセプトの作成にはじまり、小売/商店への販路拡大営業や、商工会議所を介した新聞メディアへのアプローチ、店頭配布チラシの作成や、Instagramを主としたSNS広告の戦略などを提案実行してきました。加えて商品開発の流れを学ぶため資生堂社員の方や、広告戦略を学ぶため広告代理店を経営する方を講師にセミナーの企画・開催をしてきました。これらの活動を通して商品化過程におけるマーケティングや、商品化後の営業スキル、SNS広告に対する知識や経験を身につけることが出来ました。実際に3月1日よりコラボ商品が販売開始され、「形として残る商品」として多くの人の手に渡ることが何よりの達成であると感じています。このプロジェクトで得た知識や経験、スキルは今後就職活動を通しても大きな財産となると自負しています。
今年度は7回の販売活動により、学内外に活動の魅力をアピールでき、またメンバー一同、ゼロから自分たちで物を作るところから付加価値をつけて販売するところまでの一連の流れを体系的に学べたのではないかと思う。今後は、天候などに左右されやすい農産物を使ったものだけでなく、大量生産・安定供給ができるようなものをグッズとして制作したいと考えている。