2020年度のレポート(社会変動と産業・企業との関連を分析し、可視化する)
学生ケーザイレポート(2020年度)
社会変動と産業・企業との関連を分析し、可視化する
本プロジェクトは、「新型コロナウイルスやその他要因による社会変動の可視化」を目標に、複数の産業を対象に分析、情報の整理を行いました。
社会変動を可視化しようと思ったきっかけは、新型コロナウイルスによる社会の急速な変化に漠然とした不安を抱いたことです。プロジェクトメンバーは当時これから就活を始める段階でした。社会で何が起きているのか把握し、「見える化」することでプロジェクトメンバー、ひいてはほかの学生の不安解消の手助けになると考えました。
この活動では、社会への影響を知るという観点から抽出した9つの産業のうち、売上高上位5社(2020年9月1日時点)を対象としました。為替と株価、新型コロナウイルス新規感染者数と株価の関連を分析しました。
私たちは新型コロナウイルスによる影響はどの産業においても大きいと考えていました。しかし分析を行った結果、卸売業と小売業に関しては新型コロナウイルスによる影響が大きいものの、建築業や教育サービス、化学などでは影響が小さいとわかりました。むしろ、為替の影響を受けやすい産業が大多数でした。推測にはなりますが、取扱商品の規模感により、新型コロナウイルスによる影響がすぐには出ない産業があると考えました。
活動全体の反省点は、新型コロナウイルスに関連する分析が浅いことです。今後もしばらく影響は続くと考えられるため、引き続き注意していこうと思います。
活動を通じて、情報収集、情報の取捨選択をする力をつけることができました。また、プロジェクトの特性と社会情勢から、活動をすべてオンラインで行なったため、オンラインならではのコミュニケーション能力も身についたと思います。
今後の他の活動に関しても、本プロジェクトで伸びた力を活かして取り組みたいと思います。