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2021年度のレポート(未来のニーズを捉えた新たなICTサービスの企画・開発)

学生ケーザイレポート(2021年度)

未来のニーズを捉えた新たなICTサービスの企画・開発

03
No.3-2

 本プロジェクトでは「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」に参加する中で,経済学に関する知見と情報通信技術(以下ICT)を活用することで,多角的な視点から社会的課題の発見及びその解決に取り組んだ。
 東京公共交通オープンデータチャレンジは,公共交通オープンデータ協議会が主催し,内閣官房IT総合戦略室,国土交通省などの共催によって運営されている国際コンテストであり,公共交通に関するオープンデータを活用し,東京でのスムーズな移動と快適な滞在を実現するアプリケーションソフトなどを募集するものである。
 我々は,このコンテストに5チームから1作品ずつの計5つのアプリケーションソフトを応募し,結果的に内2作品が入賞という成果を挙げることができた。
 我々は日ごろから「ICT×経済」という観点から情報システムの研究を行っており,ICTを活用して,社会において顕在化している課題の解決は勿論,潜在的な課題を明らかにすることなどを志している。そしてそれによって,デジタル化が急速に進む今日において重要性を増している,実社会における最適なICTの応用に貢献できると考えている。今回,その研究内容を深化させ,その成果を形にして応募することで,実際に情報システムを開発するということへの理解を深め,また社会で実用されるようなシステムの提案を行うという経験を得ることができた。
 2021年12月10日に「東京ミッドタウン」で行われた入賞作品の表彰式(写真:撮影時のみマスクを外しています。)では,我々の研究成果が目に見える形で評価されたことに自信を得た一方,他入賞作品に触れることで,我々には欠けていた部分も深く認識することができた。
 最後に,本プロジェクトを遂行する中で培われた,未来の社会的要請を見据えた新たな価値を有するサービスを創出する能力を十分に発揮し,社会に出た後ICTを必要とする現場と実際に開発を行うエンジニアの架け橋として,新たな社会の構築に貢献したいと考えている。