このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

2021年度のレポート(起業家育成プロジェクト~Start your Engine~)

学生ケーザイレポート(2021年度)

起業家育成プロジェクト~Start your Engine~

10

 私たちは京都をはじめとした関西の学生の起業リテラシーをあげるために、学生起業家育成を2021年9月まで行い、その後の経過観察として京都の起業イベントへの招待を行った。成果として参加者総数を54人まで増やし、その後起業した人材を2人輩出した。
 この活動を行った背景として学生が卒業後の選択肢を自ら狭めてしまっているという仮説がチームの中で存在していたからである。同志社大学の学生は全国で見ても比較的評価されやすく、何も考えずに就職という選択肢を取ることが多い。しかしそこに起業、つまり自ら事業を起こすという選択肢を持っている学生が一体何人いるのだろうかとという問いをチーム内で考えた。チーム内の結論としてほとんどないということで一致した。そこで学生に企業という選択肢を考えてもらうきっかけを作りたいと思うようになり、本プロジェクトは発足した。
 理由としてアメリカでは優秀な学生は起業して俗にいうスタートアップを作っているという現状を考えたからである。あの有名なFacebookやmicrosoftの創業者は当時学生である。この現状に違和感を強く感じた。日本にはなくてアメリカにあるものは何かと試行したところ、起業家とのコネクションがそもそもないということに気づいた。シリコンバレーでは毎週のようにミートアップというイベントが行われ、起業家とそれ以外の人材がつながることができる。
 そのような起業家と学生を繋げるために本プロジェクト内では特に起業家との交流機会を多くとった。実際に論理的思考力やアイディア思考などワークショップもいくつか行い、起業に対するリテラシーを少しではあるがあげることができた。その後外部イベントとの連携を通じ、チームメンバーの確保とアイディアの壁打ちを担い、最終的に2人の起業家を排出することができた。