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2021年度のレポート(2021年度 経済学部環境交換セミナー)

学生ケーザイレポート(2021年度)

2021年度 経済学部環境交換セミナー

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 私たちはエコロジー経済学の観点から「里山きゃんぱす」(奈良県生駒市高山第二工区)にて、2004年より里山保全活動を積極的に進めている。毎週日曜日、当該地区に赴き、実践活動を行いながら里山の価値再発見、および新たな経済価値創造を模索し、私たち自身で研究テーマとその答えを探求している。具体的には、当該地区の里山の修復、保全計画を立案し、地元住民等多くの方々の協力を得て実行に移る。これらの活動の一環として「経済学部環境交換セミナー」を開催する予定であった。しかし、本プロジェクトは中止となった。中止となった理由は後述する。
 本プロジェクトは里山での実践活動で得た知識と座学により得た知識をもとに決めた自身のテーマを研究し発表する場であり、論文発表だけではなく、普段の、里山きゃんぱすでの実践の成果・得た学びを発表する場でもある。一橋大学の山下研究室と同志社大学の岸研究室が参加予定であった。回数は年一回を予定していた。活動の目的は次の3つである。1つ目に、環境経済学を学ぶ他大学の学生との意見、質問による情報交換、他大学の先生方からの御講評をいただくことにより最終的な研究の磨き上げを行うことである。2つ目は、当プロジェクトから得た経験をいかすことで、卒業研究に向けて各個人が課題を見いだし、新たな目的意識を持って望むことができる点である。3つ目は、岸研究室の今までの活動を見ていただき、里山きゃんぱす・里山きゃんぱすでの活動に興味を持ってもらうことである。
 当プロジェクトは、新型コロナウイルス感染症拡大や経済学部環境交換セミナーの見通しが立たず、論文執筆の準備が遅れてしまった点から開催中止の判断を下した。当プロジェクトは中止となってしまったが、今後、里山きゃんぱすでの活動の成果を発表するオンライン上での交流会を行うことを検討している。